夏さ、また。

日々のことを、だらだら書いてるだけです。

実家帰省の愚痴

実家に帰った。新盆。1泊2日。

 


それだけでまあまあな怒りを感じ、正面からやってくる不条理に真面目な性格の私がぶつかり合い、最悪な気持ちで実家を後にした。

 


いま、酒を飲んだことで腹の底から湧き上がってくる暴言が落ち着き、本を読んで冷静になっている。そう思う。アルコールばっか摂取しているので、酩酊の中にいるのも功を奏している。

 


何がいけなかったか。羅列する。母親が調子が悪いと3週間寝込んでいたとのこと。そして、母親はただでさえ片付けられないので実家がゴミ屋敷なっていた。死んだ父親が買った一軒家が、汚くなっていた。

 


帰ってから、墓参りまでの2時間。必死に掃除機をかけた。母親はソファにいた。無視して、犬の抜け毛で荒れたフローリングに掃除機をかける。母親が買って数年間閉まっていたルンバをセッティングして、床掃除をしてもらう。その間、ルンバが通る道を作るべくダンボールをまとめて、母親が爆買いする日用品をこぞって捨てた。ファブリーズの詰め替え用は20個も要らない。トイレを磨いた。

 


コバエが飛び回る中、近くに住む双子の兄が帰ってきた。母親は労い、兄はソファに座る。特に何もしない。その間、私はゴミ袋を3つまとめて、ダンボールごと2階へ押し込んだ。トイレに行く動線にあった本棚を暑さの中担いで、2階へ押しやった。

 


墓参りに行くと、親戚たちは兄が買った新車に興味津々だ。高校を中退して、暴力のまま家を支配し、2年間引きこもった兄。手がかかった分親戚も母親も兄が好きだ。こんなクソ兄貴なのだからと、学費の安い国立を受けて地元の公務員になって家を背負おうとして鬱病になった私なんぞどうでもいいのだ。いま、地元で働いてる兄の方が好きなのだ。

 


家に一度帰る。お坊さんが来るまで、床を貼って水拭きする。庭の通り道が雑草だらけなので、炎天下の中毟る。お坊さんが着物出来たら申し訳いないからだ。途中、おじさんとおばさんから、長女でもある母親の体たらくを怒られる。「私たちが和室を掃除したのだ」「お前もどうにか片付けろ」。家に帰ってずっと掃除をしているのに、私は怒られる。

 


親戚から責められたのか兄が無言でどうでもいい場所の草取りをする。それをするのなら、母親が溜めた新聞紙を纏めてくれと頼んだ。あとから見たら、頼んだ新聞紙やチラシは、角も揃えられてなく雑にまとめられていた。それを収集所に持っていく人の気持ち、回収する人の気持ちを兄は汲み取れない。

 


ただ、双子のくせに田舎の長男だからと葬式で自負したせいか、やろうとはする。でも、お前が暴力を奮った、壁に穴を開けて暴れて引きこもったことを私は忘れない。死ぬ気で受験勉強をしてた私の横の部屋で、楽しくアニメを深夜に見ていたことを許さない。

 


長男ぶって「東京はどうですか?」と話しかけられた。資格をとって、優良企業で働いて、ローンで新車を買う余裕は素晴らしいですね。「普通です」と答えたら「頑張ってくれ」と言われた。私たちは不仲で連絡先も知らない他人だ。敬語で話す。最後の語尾の投げやりなタメ語に、殺してやろうかと思った。お前は、お前は1分先に生まれただけで、今人生が豊なだけで、それだけで私の葛藤を踏みにじる。田舎の長男、それだけのポジションで。

 


汗を垂らしてると、お坊さんが来た。親戚が集まってお経を聞く。何も考えない。親戚は、汚い家が嫌だから早く帰った。特になんも言われない。嫌味を言われただけ。東京から買ってったお土産を渡したが、特になんも言われない。そんなもんだ。

 


兄がすぐに帰った。母親は、新盆だからと色んな親戚から貰ったお菓子やお酒を兄に持たせた。あいつは、新聞紙をまとめただけで、子供という役割を終わらせた。

 


犬が、2週間も散歩していないという。母親は、家の中で糞便を出せるようになった犬を誇らしく自慢したが、哀れで仕方なかった。だから、1時間散歩した。帰ってきたら晩飯がなかった。母親に、冷蔵庫で腐った野菜たちをまとめるように命じた。そのまま、スーパーに歩いていって、自分の晩御飯と小バエホイホイを買った。途中で見た野良猫だけが癒しだった。

 


戻ってきたら家の2階に行った。元子ども部屋だが、兄が片付けが出来なかったのでこちらもゴミ屋敷なっている。あいつは高身長の癖に、なんもしない。まずはエアコンのリモコンを探すついでに、母親が買いだめした安い服を捨てた。着るべき父は死んだのだから、さっさと捨てればいいのに。働いてないのに、なんで寝るだけで人が助けてくれると思ってるのだろう。

 


聞けば、お坊さんをドタキャンしようとして、おじさんに怒られたらしい。墓参りも体調不良を理由にやめようとして、兄に怒られたらしい。時折やってきて手を動かさずに倫理観を諭すのは、気持ちがいいんだろう。

 


裸足にノコギリ、軍手で本棚を解体した。2日で5個ぐらいの本棚を解体した。危ないけど、いっそ怪我してぶっ倒れたら、母親が業者を呼んで片付けてくれないかなという淡い期待もあった。でも、中学の成績で技術5のノコギリ捌きは伊達じゃない。効率的に本棚が板になる。

 

 その間、兄がニートの間に買い集めたラノベガンダムの本が出てきて、ズタズタに破ってやりたかった。でも私もオタクだから、怒りに身を任せたりしない。どっかに晒してやりたくもなる。でも本に罪はない。あるのは、クソみたいな血の繋がった皆さんだ。

 


22時にスーパーで買ったお惣菜を食べた。母親は何もしない。仏間に布団を自分で敷いて、ストロング缶を2本飲んで3時に寝た。よく分からない企業のリンスインシャンプーで髪はキシキシになり、泡で出る容器に無理やり詰めたボディーソープは中々出てこなかった。ドライヤーは弱いので、生乾きの髪で寝た。

 


朝7時に無理やり起こされた。ゴミを捨てて欲しいと。疲れたから嫌だと言ったが起こされた。ゴミ捨て場まで往復5回。全て母親のしでかしたことである。一人暮らし、元専業主婦だ。なのに、なんで沢山買うのだろう。ゴミは捨てれないのだろう。そういう病気だと思い込むことにしている。そうすれば、まだかわいそうな人だと思える。

 


家のダイニングのテーブルは、レシートで溢れてる。損をするから、確定申告をするから、高額医療の還付があるから。そう言って、もう5年もすぎたレシートがある。捨てると怒るから触れない。ご飯を食べるところがないから、台所でインスタントラーメンを食べた。ピアノにはボロ布が沢山置いてある。それを捨てようとすると、「使い捨ての雑巾に使う」と言う。母親がちゃんと布で掃除したところを、私は4年は見ていない。

 

 

 

私が実家に暮らしていた頃、怒って私が20袋ぐらいゴミをまとめてシンクやガス台を衝動で掃除するだけだ。それ以外に、母親は掃除なんぞしない。せっかくセッティングしたルンバも、音がうるさいと邪険にする人だ。廃人だ。

 


印鑑登録証明書が欲しいと言ってたのに、2時間前に見つけたカードをどこに置いたか忘れる。この前兄が家に来て買い出ししてくれたと嬉しそうに話す。こんなに掃除をして、ゴミを捨てて、部屋を磨いて、ノコギリで汗を流す私は迷惑らしい。母親は口ではしなくていいと言うが止めないし、草取りをしても水もくれない。

 

 ゴールデンウィークからなにも変わってないと言うと、暑いから無理だと言う。それは正月に寒いから嫌だと言った口と同じだ。なんも変わらない。この家は季節が止まってる。

 


一人暮らしをすると、人の家事の荒さが目立つ。虫が湧く前にゴミを捨ててくれ、冷蔵庫で野菜を腐らせないでくれ、牛乳パックは近所のスーパーで集めているのなら捨ててくれ、貯めてたらそれはゴミだ。当たり前のことを言っているつもりだ。でも、弱いものいじめのように受け取られる。私が悪いのだろうか。

 


帰り道車内で、「お母さんは、兄にはお土産を沢山持たせる癖に、私にはなんも無いんだね。親戚にお土産は買ってこいと言うのに、兄は何も持ってこないのに」と言ったら、「忘れてた!そんな酷いこと言わないでくれ」と言われた。泣きたいのは私だ。酷いのはあなたの態度だ。

 

 

 

兄の方が好きなのは、新車にお金を出したり、パソコンを買ってあげたりしたからわかる。奨学金をとって学費免除を受けて頑張った私は、手にかからない分記憶にないのだろう。父が死ぬ時に呼び寄せたのも兄だ。邪険にされたのは私だ。双子で、同い年だ。

 

  私は、あなたたちの子供ではないのだろう。記憶にないのだろう。エコー写真には赤子が2人、あの頃はこんなに違う立場になるとは思わなかったんだろうな。大きくなってからの家族写真は無い。原因の兄は、今は家族になっている。私は、兄のスペアのままだ。

 

昔の同級生がシングルマザーで子供を産んだ方が、母にとっては関心がある。報告してくる。女として産んだからには、女として生きろというのか。兄だってその重荷を背負わせろよ。私にばかりその話をするな。子宮の有無しか違いはないよ。

 


帰省しても、気は休まらない。ずっと働いて片付けて、イライラして嫌にやって東京に帰ってる。向いていない。私は、母親のこの状況を改善しようと思って手を尽くそうとするのだが、兄も母もこれが普通だと思っている。この家のどこが普通なのか。まともに使える部屋が2つしかないのに?廊下が歩けないのに?

 


私はおかしくないと信じている。でも、血の繋がった人たちの多数決で負ける。口うるさい私に居場所ない。でも、子供として、家族としての義務を果たすように教育したのは貴方だ。なのにどうして、今まで蔑ろにしてきた兄の方がいいのか。この状況を打破しようとしている私が狂ってるのか。自分の実家がゴミだらけで、そこに母親が住んでる状況を悲しいと思うのは異常なのか。

 


報われないね。真面目なのは報われない。いない所で、公務員をやめた私は恥として扱われいるのだろう。それでも教えられたとおり、子供は親を助けるべきだと四苦八苦しても、それは余計なお世話なのだろう。手のかかった兄が、たまに振り返るだけで越えていくのだろう。

 


親戚の前で彼女が欲しいと笑う兄を殴りたい。最近の趣味は釣りだと笑う兄を刺したい。母親が、兄が社内イベントで司会をしたということを誇らしげに言う度に、私は?と思う。褒められたくないが、今の生活を認めて欲しいだけなのに。高校生の頃、副部長だったよ。その時引きこもりだった人の社会復帰の方が嬉しいよね。

 

 

血の呪いが濃すぎて、天涯孤独になったようだ。双子で、男女で、それだけでこんなに違う。

 


父の葬式で、何もしないのに「俺が墓を守る」と親戚たちの前で言い放った兄が許せない。お前のせいで、要らんもの背負って強迫観念で死にそうな私をどうしてくれるんだ。じゃあ最初から品行方正に生きておけよ。真面目に生きとけよ。リカバーできて嬉しいか。ずっと真面目に生きてた私は踏みにじられてるよ。

 


私は、なんでもやってくれると思ってるのか。兄よ。お前がしでかしてきたこと、私は一生許さない。今まで通り、お前の連絡先は携帯に入れない。どっかで野垂れ死んても知らない。苗字しか共通点のない他人だ。不良が子犬に優しくすると喜ばれる方式よろしく、更生したと自負しながら知らないところで勝手に暮らせ。そして、お前のせいで母親が精神を壊したことに気づけ。後悔しろ。贖罪しろ。償え。

 


そもそも体が大きいのだからゴミ袋ぐらい捨てろ。本棚ぐらい解体しろ。汗かいてんだよこっちは。ゴールデンウィークも夏休みもずっと実家を片付けてんだよ。お前が育った場所だろ。お前が溜め込んだゴミだろ。やれよ。部屋の片付けは長男の仕事じゃないんですか。そもそもお前が汚した部屋だろう。

 

 

 

母よ。こんなになるなら、兄と住んでくれ。自分の生活ぐらい、自分で維持してくれ。私に期待しないって態度に出すなら、言葉で私が嫌いと言ってくれ。双子の兄に、「兄」というポジションを付随させて育てたんだから、あいつにもあなたの子供であることのデメリットを背負わせろ。あいつは長男のメリットしか吸ってない。

 


私が責任感があるからって、嫌なことを全て察せられるからって甘えるな。私が何かすると思ってるのか。高齢出産だから仕方ないと思うな、子供は親の年齢を選べないんだよ。親だって死ぬし、お母さんだって老ける。でも、同い年の親は還暦すら迎えてないのが多数派なんだよ。独りだけの生活が維持できないなら、父親の遺産でどうにかしてくれ。

 


父親が建てた家なのだ。なんで、みんなこんなに無関心なんだろう。ちゃんとしようと思わないのか。ちゃんとしようと思う私が、やっぱおかしいのか。

 


家を離れてよかった。無理やり他人事にできる。もう、あの家に楽しい思い出は追加されない。正月も帰りたくない。疲れた。家を出て、上京してよかった。

 

 地元に友人はいないし、連絡しても無視される。実際、実家に車が止まっていた知り合いがいて、連絡したけど時が経った。別に返信は来ない。それが私が望んだ立ち位置で、それが私の価値だ。同窓会も成人式も行かない、私の、ゴミみたいな存在価値だ。

 


つまり私の存在はどうでもいいのだ。そして、私も、嫌な奴なのだ。血の繋がったみんな、嫌な奴なのだ。友人もいない。誰も結婚しない。ここで終わり。誰かの特別にはならない。使い捨ての便利なやつ。そんな自分を、26歳ながら遅くも受け入れている。その中で、どうにかまともでありたい。もがきたい。私が、私を嫌いにならない程度に人の形を保っていたい。

 


疲れた。人に期待するだけ無駄だ。人に連絡する勇気はない。湧いても、その人にはもっと優先されるべきことがある。それがSNSで可視化されて、自分なんぞどうでもいいように思える。あの人の誘いには乗る、あの子とは遊んでる。

 


だから、地元を捨てた。捨てたのだ。うるせえ、私から願い下げだ。私なんぞどうでもいい人達に優しくしても無駄なのだ。幸せな家族観に縛られてるヤツらは知らないんだ。兄妹の仲がいい人なんぞ理解してくれない。双子って仲良いの?って聞いてくる人はなんなんだ。それはそれで怒りが湧く。漫画の見すぎだ。理想を押し付けんな。

 

嗚呼、人に利用されて終わりだ。親戚から邪険にされて、友人と思い込んでた人たちには既読無視される。そんな人生だ。こっちから突き放さないと、正面切って罵倒された時に耐えられない。だから、私から逃げるのだ。ここでは暮らせないと負け犬の遠吠えを喚いて。

 


しばらく帰りたくない。最低な気持ちで新幹線に乗って、上野駅のベンチでこれを書いている。明日は出勤。

 


人に期待するな、私が思っている私が幸せならそれでいい。裏切られて、勝手に幸せになっていく人達とは縁を切りたい。情報を切りたい。あっちにとっては、有象無象の他人B。私は、もう嫌になったんだ。優しくしたくない、されないのだから。だから捨てた。だから、無かったことにする。

 


誰とも関わらなければ傷つかない。ずっと昔から知っているのに、ちょっと期待して頑張っちゃう。それが悪いのだ。愚かでどうしようもない。

 


最近よく聞く。「お前のこと、誰が好きなん?」という言葉。全くである。人から向けられた嫌悪だけ覚えている。嫌悪しか思い出にない。具合が悪くなって丸ごと記憶を消す。だから記憶が無い。惨めだ。引きこもりたい。そうすると、嫌いな兄と同じになるから両の足で踏ん張るしかない。帰ろ。

 


あ、目の前で大学生なのか、三つ編みの女の子と大学生みたいな男の子かキスしてる。思い出した。東京も上野駅もクソみたいな街だったな。救いがない。湿気は不快だし、幸せやつは配慮もなく息を吸って歩いてる。

 


ああ、何もかも、どうにか壊してくれたらいいのに。救いがない。筋肉痛も痛い。どうしようもない。受け手の問題。誰にも言えない愚痴でした。