中山競馬場にいった。この前焼肉に行った時のメンバーで。出会って2回目の人もいるのに、同じ大学で共通の友人がいるという時の無敵感は半端ない。友人への信頼が、そのまま2回目の人への信頼として浸透していく。
なお、友人2人は遅刻したので、私は初めて行った中山競馬場で2回目の人と2人きりになった。それでも話しやすく速攻仲良くなって、人が来る前に試しに馬券を買うぐらいには仲良くなった。
船橋法典駅から歩く場合、長い地下道を歩くことになる。
中山競馬場といえば、有馬記念と皐月賞なのだろう。歴代1位の馬の写真が並んでいて、それだけで結構楽しい。あと長いからか空港みたいな歩く通路もあった。でも乗ると写真が撮れない。もどかしい。
早めに着いた時、現金を持っていくのを忘れてしまった。案内の人に聞いたら、場内にATMはないらしい。ついノリで大金をかけて負けて、破産をしてしまうのを防ぐためかな。途中退場の手続きをして、近くのファミマまで歩くことになったが中々遠い。お金を下ろしてから来ることをおすすめする。
外から差し込む光に誘われて、ゲートをくぐると競馬場。快晴!広いなあ!!
やりながら気づいたのだが、単勝や複勝が当たっても配当金は少ない。やはり、かけたお金を増やすという点では、三連単三連複辺りをやっていくのがいいんだと思う。そう心がけてから全く当たらなかったので、全部は運です!
春の嵐なのか風が強かったが、そのおかげで雲が吹き飛ばされて快晴だ。生ビールとフライドポテト、チキンを食べてのんびりする。友人が有料席を予約してくれたので快適だ。手元のモニターでレースも中継してくれる。競馬は広くて、巨大モニターの後ろから走ることが多く、レースの前半は肉眼では見えにくいからなのだろう。
就活の性格診断とか模試で使われそうなマークシートを塗って、 自動精算機で馬券を購入しようとしたらエラーになった。慌てていたら横の壁が開いて、ぬっと係員のお姉さんが顔を覗かせる。昔のJRの切符売り場みたいで、面食らった。お姉さんは優しくて無事馬券を購入できた。
初めてなことで驚くことが多い。馬が走ると芝がえぐれて、土が舞うこと。ダートでは内側の砂の部分、芝では外側の生い茂った芝を走り抜けること。芝は中々の長さがあり、野球場とは違うこと。競馬新聞は全国のレースが書いてあって、会場で買えること。食べ物屋が豊富で、至る所に点在してること。以外に、若いカップルから家族連れまでいること。
沢山買って、小さくかけた。3000円ぐらい負けたのかな。それでも1日中楽しかった。悔しくて外れた馬券も読み込んだけど、当たりなしと表示された。悔しい!
ビギナーズラックもない。隣の友人は競馬が初なのに兄弟からお金を預かってたらしく、かなり賭けてかなり負けていた。それでも楽しかったのか、どんどんのめり込んでいたので面白かった。屋内なのに、みんな声を上げてて楽しい。拍手も響くし、ファンファーレに心が踊る。パドックで毛艶を見たのも新鮮だった。
ひとつのレースに500円をかけて、みんなで推し馬を決めて応援する。パドックの状態のみで馬を決める人、ルメールと横山武ばかり信じる人、大きな配当金を狙い一番人気を信じない人と、手堅くお金を増やそうと謙虚な姿勢を見せる人。皆、等しく負ける。
ワンカップの熱燗を飲みながら、負けた金で美味しいもの買えたなって思ってしまって邪念を振り払った。私は熱中する時間を買ったのだ。カラオケのフリータイムより安いのだし。
負けたので帰りに安い居酒屋で焼き鳥を食べて解散。充実した休みだった。大人になってから初めてのアミューズメントに行くのは、大学生みたいで楽しい。次は競輪か競艇か。上野公園にパンダを見に行きたいのもあるんだよな。関東都市圏って、行くところが多くて楽しい。退屈な休みなんて、フッ軽単独行動可人間にとってはないんじゃないか。