夏さ、また。

日々のことを、だらだら書いてるだけです。

4月9日(日記祭とディズニー映画)

今日はすごい慌ただしく、そしてかなり充実した一日だった。一日が48時間あったのではないかと錯覚するような、そんな日。そんな日記である。

 

朝9時に目が覚めるも布団から出られない。泊まりに来ている友人が、プリキュアを見ている音がするものの、目が開けられない。確実に昨日二日酔いで吐き続けたにも関わらず、チケットを買っていたからと東京国立近代美術館に行ったせいである。嘔吐くことには体力がいる。

 

今日は2時以降にネットの工事業者が来る予定だった。なので、その前に風呂に入ってスーパーに行こうと考えていた。11時にシャワーを浴び、電動歯ブラシを加えた時。Twitterを開いた私の目に、ある文章が現れた。

 

「【本日は第3回日記祭です!】」

 

 あっ!今日か!!そういや応募してたけど、どうなったんだろ!!も思ってメールを開くと、

 

「あなたの日記を「はてなブログの日記本」 に掲載いたします。」

 

 ぎゃーーーーー!!!見落としていた!!!!!さあ!!!!どうしよう!!!!!!!

 

欲しい。自分のブログが、書いた文字が、本となって目の前に存在することなんてそうそうない。しかも、私は上京している。取りに行こうと思えば行ける。ただ、14時までに帰ってこなければならない。

 

友人におずおずと相談すると「えっ!?いいよ!家にいるよ!言っといで!!」とエールをもらった。ありがてぇ。生乾きの髪の毛で、適当な上着を引っ掛けて走った。しかももう売れきれたが、ダ・ヴィンチ恐山さんが日記本を出していたらしい。友人が大好きな人と、ほんの少し時間を共有したような気がして嬉しかった。

 

第3回「日記祭」を開催します | 日記屋 月日

 

Googleさん曰く、下北沢駅より世田谷代田駅の方が近いらしい。そうか、下北沢ってあの金持ちが住む世田谷区か。ビビりながら駅を降りると、広がるはオシャレな路地。高そうな住宅が並び、場違い感にビビる。若いカップルや、血統書付きの犬を散歩させている人が溢れている。

 

しかし、私には時間が無い。それなのに、この前ブログで紹介した古着を来てきてしまった。自分が載っている本を取りに、人に紹介した服を着ている。確実に、誰かに私が「有機栽培」であるとアピールしているように思われるし、そもそも私の事なんぞ知らない人も多いかもしれないのにこんなことを考えている。

 

恥ずかしい。めっちゃ恥ずかしい。でも脱ぐと格好悪い。どうしよう。でも時間が無い。そんな葛藤を抱えながら歩いている間にも、はてなブログの公式Twitterには、日記本の残りが少ないとツイートされている。

 

短時間だ。短時間の滞在を狙おう。というかそれしかできないし、それしか無理だ。すっごいオシャレな大学生とばかりすれ違うし、対談?をしているブースは満員だ。美味しそうなご飯とお酒を飲んでる人達は楽しそうだ。天気は晴天、のんびりするには最適な空気感だ。

 

f:id:muriyada444:20230409234030j:image

 

そこに、恥を隠してドタバタした私が行く。ゆったりした空気感、貴方が◯◯を書いてるあの人ですかという朗らかな交流、熱心に話を聞く教室、美味しいご飯を食べる友人たち。その中を、血相かけて駆け抜ける。

 

はてなブログのブースは一番奥だった。たどり着くと、会社の方なのか女性と、日記界隈では有名な人が話していた。テーブルの上を見るも、本が置いてあった場所は何も無い。

 

終わった。隣で「最近大活躍されてますね!」「いやいやー!そうでも無いですよ!」という大人の会話をされている。いえい場違い。オシャレ空間も知名度もなんも無いのに下北沢までダッシュした生乾き野郎である。いや、でももう恥も沢山重ねた。もうさらに重ねても同じだろう。勇気を出せ。

 

「あの…もう本はないですか?」

「あっ!!もしかして何か好きな方とかいらっしゃるんですか?」

「いや……掲載されたと聞いたので……」

 

 コミュ障。キングオブコミュ障。人の会話を遮って己の欲求を伝えたにも関わらず、相手の気遣いに応えられない。しかし残り2冊だったらしく渡してもらった。恥を重ね、コミュニティ能力の欠如を再確認し、オシャレな雰囲気から逃げるようにその場を後にした。さすがに、「有機栽培です!」とはいえなかった。ブログで紹介した服を着てきた痛いやつ認定されるところだった。

 

ビールの誘惑に負けそうになりながら、すぐ帰路についた。帰りの電車で自分のブログの記事を読む。次回開催があったらちゃんと時間をかけてじっくりまわりたいし、オシャレ空間に適応したい。

 

f:id:muriyada444:20230409234814j:image

 

無職の一日 - 夏さ、また。

 

 このブログを掲載して頂いた。今読むと、1000字の文字制限に四苦八苦しているのが感じられる。ですます口調で書いたが、少なくするためにだである口調に変えている。体言止めの多用。でも情報量を減らしたくないので、無駄に気取った文章になっている。改めて恥ずかしい。

 

他の人の日記の自然体な文章に、いいなあ気取らなくて素敵だなあと軽く嫉妬した。どうやったら方の力を抜いた文章を書けるのだろうか。

 

スーパーによって帰ったら、友人に掃除機をかけてくれていた。ちょうどネット工事の人達が来てくれて、引っ越し1ヶ月目にしてようやくWiFiが実装された。しかも、ディズニープラスが半年無料である。

 

帰ってきた友人は明日、ディズニーランドに行くらしい。じゃあ見ようぜ!!ってことで、まずはズートピア。最初はぼーと見ていた初見の友人、怒涛の後半に圧巻。ニックが格好いい。

 

なんで性根が良い奴が屈折して大人になったのに弱いのか。傷つきやすい自分を守るための去勢を張って口が達者な男が好きなのか。いつも不敵な笑みを浮かべてる男が好きなのか。

 

特にラストにニックが「俺のこと好きだろ?」と言った瞬間、我々はその言葉を咀嚼するのに時間を要し、エンディングの音楽に入ったところで「「俺のこと好きだろ??」」って叫んだのは笑った。その後直ぐに英語の原典を調べ、監督のインタビューを調べ、頭を抱えた。最高。答えが出ない。

 

 次は友人おすすめのベイマックス。職場の友人にもおすすめされていたので、気になっていた。友人曰く、「日本の宣伝が的外れだった。ハートフルでは無い。でも全てが最高」とのこと。

 

 結果。とても良かった。誰だハートフルって言ったやつ。ずっとベイマックスがヒロをケアする話だと思ってたら全然違うじゃん。最高のアメリカのヒーローものじゃん。すごいテンポがいいのに、ベイマックスがしぼんだりもちもちしたりするのが丁寧で笑う。

 

ベイマックス。どんなにヒロが戦闘用に改造しても、お兄ちゃんが作った「人の役に立つ」の範疇から良心がはみ出ないのが好き。ロボットなのに、ヒロのことをずっと想っている。ラストシーンがこれもまたしんどいけど、ディズニーありがとう!って感じです。

 

 この後、作業用BGMでリトルマーメイドもみました。一日に三個も映画見ちゃったよ。しかも、案外後半を覚えてないと言う。 

 

f:id:muriyada444:20230409235641j:image

 

 映画を見ながら、作り置きのご飯も作りました。竹輪と小松菜の炒め物、豚肉とピーマンのオイスター炒め、鮭の竜田揚げ、ごぼう胡麻和え、鮭とヒラタケのホイル焼き、新玉ねぎのスープを作った。そしたら、友人が白ワインを買ってくれたので、映画を見ながら食べた。充実。

 

そして今、鬼滅の刃のアニメをリアルタイムで見ています。いやあ楽しい。本当に明日からの仕事が嫌である。こんなに楽しく、充実した日曜日があるだろうか。

 

すごい楽しい一日だった。恥ずかしさが収まったら、持って帰ってきた日記本を読もうと思います。日記はいいですね。みんなの日々が未来に持ち帰れる。

 

 

 

余談だが、インスタを見たら大学の同級生が日記祭のストーリーをあげていた。誰なのかは分からないが、見つからないことを祈っている。