夏さ、また。

日々のことを、だらだら書いてるだけです。

楽しい酒は気分が晴れる

 新幹線に乗っていて暇なので、日記を書こうと思う。昼からビールを飲んで酩酊。とにかく明るい安村さんの、イギリスのオーディション番組の動画も繰り返しみてしまった。気分がいい。最高だ。

 

まず、4/29。飯田橋から新大久保、そしてまた飯田橋に帰る散歩をした。ちょっと写真も多いので、暇な時にまとめて記事にしたい。とにかく、沢山歩いた。

 

4/30。日曜日なので根津美術館に杜若の屏風絵を見に行く。すごい人で疲れたので、ソファに1時間座ってた。最初はなんかクラシックを聞けば、入口で写真撮って道を封鎖したカップルへの憂さ晴らしができるかと思ってラプソディーインブルーを聞いたら、全く琳派と合わない。

 

もっと心を落ち着ける曲!とバッハの無伴奏チェロ組曲に落ち着いた。チェロを弾いてたことがあったけど、フルで聞いたことがなかったのでいい機会と思い聴き始めたら、4回ぐらいリピートした。バッハと尾形光琳は合う。

 

南青山のオシャレさに当てられて、逃げるように帰った。なんであんなにハイブランドとオシャレな人が多いのだろう。東京出身の人は凄いなと思うと同時に、地元の山の冷たい空気が恋しくなった。自然中でしか生きれない。空が高くて、冷たい空気が胃の腑に染み渡るような、人工物ては無い川の音で耳を満たすような。あの自然が恋しい。

 

5/1に友人が来た。前に数週間泊まってくれた友人である。寝不足で仕事中眠かったのに、深夜までどんな高橋一生が好きかという話をした。

 

沸点が低くて、飛んでる蚊を殺すような短絡さで人を殴って欲しい。洗濯物を畳んだら、いちいち「じゃーん」ってアピールして褒められたがって欲しい。嫌いな人に底意地悪いことをしてしまった時、「よく出来ました」褒められたい。下の名前をちゃん付けで呼ばれたいが、怒ってる時だけ苗字にさん付けで話して欲しい。

 

高橋一生に己の、人に言えない欲望をぶつけてしまう。なんでなんだ。人生めちゃくちゃにされたいし、接点を持ちたくなくて見てるだけの関係でもありたい。欲。己の、異性に対する欲。知らないのに肌感を感じてしまう懐かしさ。触れたこともないのに分かる体温のような、不思議な相手。それが高橋一生だねー!って笑った。楽しかった。 

 

あと、友人の幼なじみでもある親友と、私の親友が友達同士だった。世界って狭い。

 

そして昨日。共通の友人の予定を聞いたら、1日空いてごめんねって返信が来た。正月に誘ってもダメ、通話もダメ。なんか、きっと嫌われている。ずっと一緒に住んでいる彼氏の方が大事なんだと思う。時間は積み重ねで、共有した時間が長いほど、愛着を持つのだろう。でも、こんなに拒絶されると悲しくなる。この悲しみは、タバコと酒で有耶無耶にするに限る。

 

作り置きの飯に飽いたから、知らねぇ!酒だ!と泊まりに来てた友人を誘う。駅前のコンビニに行ったらタバコが売ってなくて、3件目でGET。でも吸えると思ったら吸えなかった。

 

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場末の焼き鳥屋で飯を食いながら、発達障害の話をしていた。普通の人は、ぼーとてきるらしいよ、我々は何かをずっと考えてしまうけどと言うと、同じ音楽が脳内無限リピートもしないらしいと聞いてびっくりした。マジかよ、脳みその中って無音なの?

 

人が5%の力でできることを、我々は100%の力でやってしまい、疲弊してしまう。でも、頑張ればできてしまうから無理をする。その無理が祟って、全て投げ出して死にたくなる。私の思ってる苦労は、誰にも知られない虚しさが辛い。名前をつけて安心感が欲しいけど、ダメ人間のレッテルに挫折する。

 

文章への変なこだわり。私は、句読点にリズムを感じるように文章を書きたいタイプの人間。語尾は極力飽きないように、違う表現をしたくなる。友人は、先輩の文章の下手さが気に入らなくて、仕事で直してしまうと言っていた。あんまり、この世の人は文章にこだわりもプライドもないらしいよ、こんなに楽しい自己表現ないのにねって思った。

 

そんなことを話ながら、安酒で胃を満たした。帰りたくなくて、カラオケに行った。飲み放題をつけて、延長を重ねて。嵐のA・RA・SHIはなんであんなに楽しいのだらう。櫻井翔くんのラップは品がいい日本語が並ぶけど、あいつもマインドは「ぶっ潰す」みたいな感じだよねって面白かった。品の中にある、粗暴な反骨心が好き。

 

帰りに、キャッチのお兄さんに絡み酒してたらしい。友人曰く、「タバコに火がつかないからって地面に落として、お兄さんが心配してたら「今死ねって思ってます、タバコに」って言いながら新品のタバコを踏んでた」との事。馬鹿じゃん。ちゃんと拾ってたらしい。律儀。あとずっと誘っても来ない友人への愚痴を言ってたらしい。初対面の人に言うな。

 

酒。酒。朝起きたら知ってるベットと知ってる天井。しかしスマホがない。カラオケに置いてきたらしい。今日実家に帰るので、オープンと同時に取りに行った。昔友人が遊びに来る時も前日に泥酔してトイレにスマホ落としたし、大切な日に限ってスマホにトラブルがある。自業自得と酒のせいなんだけど。

 

友人がラーメンを食べてホテルに行くと言うので別れた。雲ひとつ無い青空の時って、無性に星野源を聞きたくなる。この世の幸せと恨みをポップに歌い上げるのを聴きながら、音楽に体を揺らして中指を立てたくなる。幸福。私にとっての幸せは、私を爪弾きにしてきた世界に対して反逆することなのだろう。または、酒を飲むこと。

 

記憶もあった。吐いてもない。スマホは置いてきたけど回収できた。ふたつの足で歩ける。無くしたのは、予想外のカラオケの延長で失ったお金。でも、こんなに晴れたいい天気に、二日酔いもせず過ごせるのはハッピーだ。

 

どうせ地元に帰っても会う人はいない。母親にあって、父親に線香をあげる。犬をしこたま撫でて、馴染めなかった故郷に中指を立てて帰る。その時は、星野源を聞こう。「桜の森」でもいい、「地獄でなぜ悪い」でもいい。前奏で心が跳ね上がる。私しか知らない感覚、私しか知らない酩酊。身を委ねる心地良さ。いいじゃないか。連休が始まるぞ。

 

 

 


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名古屋がそんなに好きじゃないと言いながら、天むすとか矢場とんとか買っちゃうんだよね。