夏さ、また。

日々のことを、だらだら書いてるだけです。

2020年GWの記憶

お疲れ様です。有機栽培です。

 

5日間の連休が秒で過ぎて、気が付けば今日が最終日。日もどっぷり暮れて、あとは寝るだけの時間になってしまいました。

 

明日の仕事と現実が嫌なので、悪あがきがてらGWの思い出をぼんやりと思い返そうと思います。旅行好きの私が大型連休に遠出をしないのはとっても珍しいのです。数年後、2020年はコロナで大変だったけど、私はどう過ごしていたのかな?と思い返すだろう未来の自分へ用意周到に準備だけしておこうかなと。

 

 今年のGWは彼氏が東京の実家に帰るというので、一人旅行に行こうかと考えていました。どうせなら私も東京に行って、一日だけ彼氏に会って、それ以外の日は博物館の展覧会をめぐるかフォロワーさんと酒を飲むかと計画していました。全部おじゃんになりましたけどね。許すまじコロナウイルス

 

 職場の先輩と金曜日の仕事終わりに連休だぜやったーの舞を二人で踊って、意気揚々と連休に入ります。ノープラン連休なんて生まれて初めて。2日働いて5日休みなんて最高じゃんね。

 

 まずは初日土曜日。確か大学時代の友人と昼から酒を飲みながら通話していました。最近読んだ本の話をして、推しのジャニーズの話をした気がする。あまりに過去すぎて覚えていない…!!最高かよ連休ってやつは。

 

 12時から4時まで話したのに、そのあと8時から10時までまた会話していました。大学時代の友人の何がいいって、永遠にしゃべることができること。金はないけど時間がある学生時代を共にしているからか、みんな話題を探すことに関して特化している。

 

途中でLINEをくれた友人も会話に加わった4人で話していました。西洋史とドイツ文学と言語学と中国文学専攻のジャニオタ4人組。みんなと話すときは仕事の話題が1で、最近の推し活動の話題が9なので、どんなに現実が辛くても話せるのがありがたい。共通の専攻分野はなくても、私たちには同じ義務教育(ジャンプ)で育ったクソオタクだ。

 

 2日目から3日間は彼氏の家に泊まっていた。2泊3日。もちろん公共交通機関は使わないで車で向かう。彼の家の近くのコンビニで運転を交代して、買い物に出かけた。最近までヒートテック生活をしていた私は、泊りにもヒートテックを持ってきていた。だがこの季節外れの暑さに耐えられる気がしなくて、キャミソールを買いに行った。女性ものの下着コーナーで居心地悪く私が商品を選ぶのを待ってる彼氏が可愛かった。

 

 昼に回転すしを食べたが店内は閑散としていた。回転すしはいい。互いの胃袋の大きさも、好きな食べ物が違う男女が好き勝手に食べたいものを食べれる。回転すしなのに皿うどんがあってオーダーしたが、本場長崎の味には勝てず。あー長崎で食べた甘めの味付けの皿うどんが恋しい。その後家具屋によって帰宅。

 

 以前散歩している途中に見つけた居酒屋に早い時間から行ってみたら、3時から空いていた。条例の兼ね合いでアルコールは7時までしか提供できないらしい。この店があたりで、私たちはここ数カ月部屋飲みで貯めたフラストレーションを発散した。発散しすぎた。飲みすぎた。

 

 7時に家についたら彼氏は眠そうで、膝の上で寝てしまった。さすがにお風呂が沸いてたから、起こすと眠そうにぐりぐり顔をお腹に埋める。可愛いかよ。

 

 この間も私は酒を飲み続けていたんだけど、それがいけなかった。お風呂から上がっても作ってもらったジンソーダを飲み続けた私は、久しぶりにお店に行ったので緊張していたのか、疲れてしまっていた。アルコールと疲労は相性が悪い。ここで記憶を手放した。

 

 起きたら布団にいた。いや、絶対セックスはした気がする。した気がするがまったくっ記憶がない。酒飲んでから寝るまでの時間がぽっかりと空いている。前にもあったなこういうの…そういう時の私は、大体夜に積極的だと聞かされているので頭を抱えていた。「シャワー浴びておいで、昨日寝落ちしたから」ほら~やっぱり~。

 

 シャワーを浴びてる途中、二の腕に大きな内出血の痕をみてさらに頭を抱えた。確実に激しく致している。なんで覚えてないんだよ馬鹿。ちょっと昨日の自分が羨ましいと思っちゃうじゃないか。恐る恐る彼に昨日の自分を聞く。「噛んでって言われたから…」あっ十分です。酔うとあるある、己の根源にあるいつも遠慮しているMっ気が顔をのぞかせたのだろう。反省、反省。彼は覚えてないの?結構長くしてたよって笑っていた。私からしたら恥である。

 

 砂糖醤油の味付けの餅を食べたことがないと私が言ったら、彼が準備してくれた。お礼に皿を洗う。海苔が無いから味がしまらないと彼が残念がっていたけど、みたらしとはまた違った味わいで美味しかった。てか餅自体が美味しかった。

 

 そのあと2時間ぐらい散歩に出かけた。大きな駅の方へ歩いて行って、繁華街を覗いて帰った。私も彼も居酒屋が好きだから、コロナの中でどうなってるのか気になったからだ。どこの店も締まってるか、昼から営業をしているか、テイクアウトに精を出しているかのどれかだった。でもやっぱりしまってる店が多かった気がする。おかげで人気店が窓やドアに貼っているメニューをじっくり読むことができた。

 

 3時ぐらいに昨日行った居酒屋にまた行った。メニューが豊富だから、昨日頼まなかったメニューを頼んだけど、それでも満足。彼はしきりに「美味しい」「なんで一年間もこの街に住んでて気づかなかったんだろう」と感嘆と後悔を交互に口にしてた。刺身も新鮮だし、豚肉と玉ねぎを甘辛く炒めたもの、厚焼き玉子ににんにくのかき揚げ、かにみその天ぷらなどどれも美味しい。最終的に塩辛と日本酒で出来上がってしまった。

 

 でも私は反省する女である。彼の家に帰ってからは酒は一切飲まなかった。おかげで理性的に夜のそれに導入することができた。偉い。といっても今思い出せるか?と言われたら詳細までは思い出せないけど。酒はダメだ。

 

 そういえば私は彼が初めての男だからずっと不安なことがある。前戯が終わって挿入する前、彼のそれは必ず萎えているのだ。確かに指で慣らすのは暇だから、しょんぼりするのは分かる。刺激もないだろう。でもそれって私に女性的な魅力がないからなのかと。どうなんですかね、男性のみなさん。ちょっと舐めたら即回復してくれるから困ってはいないんですが、不安の種です。AV見て勉強するか。

 

 起きたら昼近くだった。お昼は有名なラーメン屋でエビ出汁のラーメンを食べた。昔はそんなにラーメンが好きではなかったのだけれど、彼氏がラーメンが好きだから色んな有名店に着いていくうちにだんだん好きになってきた。出汁の味が強いラーメンが好きです。煮干し系とか美味しいよね。あと味玉は絶対乗っててほしい。

 

 人気店でカウンターに通されると、後ろに並んでる人のことや厨房の緊迫した声とかで緊張してしまう。そのせいか早く食べようと躍起になるんだけれど、麺をうまくすすれない私はものすごい集中力でラーメンと向き合っている。ラーメンは戦いだ。

 

 帰りにケーキ屋に行って、2泊して機嫌が悪くなってるだろう親に対して焼き菓子を買った。そして私たちはメロンのケーキを買った。そして買えるまで二人で布団に寝っ転がって、孤独のグルメをぼんやり見ていた。キスしたくなったらキスをして、たまに互いの背中に乗って首元に顔をうずめて甘えてみたり。ゆっくりとした時間を楽しんでいた。

 

 彼氏と夕方バイバイして車に乗ったら猛烈な便意に襲われた。私は彼の家でうんこができない。理由は臭いと、強烈な便秘なのでトイレを詰まらせたらやばいという危機感だ。彼の家から自宅まで地獄のドライブの幕開けである。リラックスできてると思っていたけど、些細なことで嫌われたくないんだ。鼻毛とか出てたら抜いてくれるし、鼻くそだって拭われるときもあるし、そういう汚いのは見られてるけど。でも、トイレができないんだなぁ。

 

 家に帰って友人と通話する。初日に電話したメンツとは違うメンバーで2時間喋った。文豪のエピソードが大好きな僕らだから、芥川龍之介の奥さんの話に耳を傾けていた。みんなの考える志賀直哉論とか、泉鏡花も友達沢山いるよとかね。友人が暗夜行路に手を出してて笑った。文豪だからって話が面白いとは限らないし、その点において太宰治はめっちゃ面白いよね。

 

一番笑ったのが純文学が分からないという私に対していった日本文学専攻だった友人の言葉。「芥川賞より直木賞の方が読みやすいが、一番単純に面白い本を読みたいならば本屋大賞を読め」「純文学はエモさの濃縮ジュース」

 

そしてGW最終日の今日。昼頃に起きて、ヤマシタトモコ先生の「違国日記」を全巻読み返していた。そのあとAmazonで今日届いた角田光代さんの「愛がなんだ」を読んで頭を抱えていた。

 

 愛がなんだ。友人が映画よかったから是非~っておすすめしてくれたけど、簡単に読むには感情が重いぜ。それもこれも、私も彼氏に嫌われたくないからなんだって尽くしてしまうかもという、恐怖心からくるものだろう。私はたまたま彼が私のことを好きだからいいけど、私のことを好きじゃない男にハマったらどうなってたんだろうとぞっとした。

 

 iPhoneを買い替えるつもりだったので、買い替えた時にデータが飛んだら寂しいのでアプリを使ってアルバムを作成していた。前も作ったのだが、写真を選んで文字を入れて注文すれば、文庫本サイズのアルバムを作ることができるのだ。

 

 アルバムの内容は大学4年間と社会人1年目の旅行や友人との記念撮影が大半だった。あと自分に写真も結構入れた。ジャニーズにハマって垢ぬけていくさまが見えて面白かった。当時好きだった人にお姫様抱っこされてる写真もこっそり入れたし、卒業式でツーショットを撮った写真も入れた。さり気なく、今の彼氏の写真も1枚だけ入れた。これで別れても、私の人生に彼は残り続けるだろう。

 

 アルバム作業は6時間ぐらいかかった。その間に作業用にと流していた探偵はBARにいるを全シリーズ見てしまった。それだけの重労働だったけど、私の5年間をぎゅっと詰め込んだ、私だけのアルバムができたから良しとしよう。

 

 そんなGWでした。岡村靖幸さんの「愛はおしゃれじゃない」を聞きながら、このブログを書き終えた所です。基本彼氏と過ごしたGWでした。彼氏の家で2泊して帰るときに、照れ隠しで「一緒に住んだら駄目になるね」と言ったら、「そうだね」と言われて、慌てて「互いを甘やかしちゃうからね!」と語気強めで言い返した。別れたいとか、未来が見えないとか、一緒に住みたくないとかそんなんじゃない。素直になれ馬鹿。

 

 ウィルキンソンの炭酸も抜けてきたので、ここらへんで筆をおきます。明日の仕事は嫌だけど、2日いったら休みだぜ。また彼氏と遊べるぞ。頑張れ自分。コロナも早く収束して、友人と飲みに行きたいです。