夏さ、また。

日々のことを、だらだら書いてるだけです。

私と長野博、そして丸山隆平

 

「とんでもない人を好きになってしまった」

 

ライブ後、心に残ったものは『怖さ』だった。

 

 

 

※この記事は 『関ジャニ’sエイターテインメント GR8EST 東京公演初日』のネタバレを含みます。

※ジャニーズの結婚についても触れています。

※丸山君の方が文量が多いです。

 ※就活の話題も出てきます。

※重いです。

 

 

 

私と長野博、そして丸山隆平

 

 

 

・私とジャニーズと長野博

 

小学生の頃、俗にいう嵐世代だった私は、大野君*1が好きだった。

クリスマスにアルバムを頼んで、Love so sweet*2 の歌詞を必死に覚えた思い出がある。

 

しかし中学生になると漫画とアニメ*3、そして声優*4にはまった。

フィクションの世界は、容姿に自信がない自分にとっては好都合だった。

現実を一切見なくていいからだ。

同じ趣味の友人たちにも恵まれ、気か付けば嵐熱もお茶の間ファン程度に冷め、私は二次元に中高を捧げた。

ジャニーズはキラキラした流される系女子の趣味という認識になったしまった。

 

 

そんな二次元オタク街道を突き進んでた私に転機が訪れる。

忘れもしない2016年夏7月中旬。

ドはまりしたジャンル*5も落ち着き、丁度心にぽっかり穴が開いていた時期だった。

 

その日は友人と夏の大型番組をダラダラ見て、やれ嵐だポルノ*6だと酒を飲みながらおしゃべりをしていたと思う。

 

突然、画面に6人のおじさんたちがわちゃわちゃしてた。

 

わちゃわちゃしてた。

 

WAになってわちゃわちゃしてた。

 

仲良くね!!!???

距離感近くね???

かわいくない????

てか若くね???あれ???

 

隣の友人の顔を見る。井ノ原さんが好きな友人はにんまり笑った。

 

そのまま某ニコニコ動画で『なかよしっくす』と検索し、動画を漁る。

そのままツイッターで『V6』と検索し動画と画像を集める。

そのままTSUTAYAにいってCDを全部借りる。

そのままアニバコンのDVDをアマゾンでポチる。

たまたま見たボイジャコンの長野博ソロ曲『Mylife』を見ちゃう。

 

長野担爆誕の瞬間だった。

 

長野君はやさしい。

坂本君との最古のシンメと言われる腐れ縁。

イノッチから溺愛されて、曲まで作られちゃう。

カミセンになつかれる姿。岡田君の嬉しそうな顔。

全ての中心に長野君がいた。

 

そして顔がいい。中世的なお顔。でもダンスと思考や趣味は男っぽい。

普通の人だと思ったら、グルメ変態として圧倒的な知識量が襲い掛かる。

器用そうに見えて、案外細かい作業が苦手だったりする。

ふわふわしてそうに見えて、ズシンと重い軸がある。

このギャップに見事にやられた。心を打ち抜かれた。

(止まらないからまたの機会に書きます)

 

そして自分の価値観が180度変わった瞬間だった。

推しが生きてる、この世にいる。

同じ時を歩み、彼が生きてるだけで物語は更新される。

絵師さんが漫画を描かなくても、長野博の日常は進んでいくのだ。

ありがとうV6。ありがとう長野君。

 

もうびっくりである。

 

また丁度夏休みに海外を2カ月放浪する予定*7だった私の寂しさも埋めてくれた。

ヨーロッパの伝統ある街並みに混ざるV6の画像。

当時の日記を読み返したら、旅のことよりジャニーズのことしか書いてなかった。ウケる。

でも長野くんがいなかったら、絶対海外放浪中に寂しくて泣いてたと思う。

電車移動中にずっとV6に勇気づけられていた。

 

そんな長野担頂点期に事件が起きた。

 

2016年11月29日 長野博結婚

 

突然のことで何が何か分からず、ショックで寝込んだ。

ジャニーズって基本結婚しないんじゃないの?

まてまて、こちとらビキナー。ハマって4カ月。

急展開すぎないか!?!?

 

大学を休んだ。友人たちから心配のLINEが届いた。

気が付けばドラックストアで5000円分買い物していた。

ご祝儀だとセクバニコンとRedy?コンをポチってた。

ケーキを買った。高い酒を買った。

泣きながらアニバコンを見て、夜の生放送で現実を受け入れた。

人生最大の失恋だった。

 

 

二次元のキャラは基本結婚しない。

私は男性が苦手なので、恋愛なんぞしたことがない。

今までの人生辞書に、結婚という言葉が無かったのだ。

 

 

それだけにショックが大きかった。

長野君の歌う恋愛の歌詞のは、もう特定の誰かを指している。

そう思うと辛かった。でも長野君だって人間だ。

喜ばしいことである。喜ばなきゃいけない。

 

 

 

安田章大くんの作った『アイライロ』という歌にこんな歌詞がある。

 

 Ah- 愛したいと思うのは 僕君の自由で

 Ah- 愛されたいと願うのは 僕の勝手なんだ

 

 

あの頃の自分に聞かせてあげたい。

勝手に好きになって、勝手に特別視したのは私なんだからと。

相手は3次元のアイドルなんだぞと。線引きをしっかりしないと。

 

 

その日に私は決意表明をした。

 

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「博に恥じない女になる!」

 

 

2018年9月現在も壁に貼ってある。

長野君に胸張って好きだと言える人になろう。

重くて痛いオタクだけど、もっと自己肯定感を高めて会えるように。

 

恋愛として長野君が好きだった初々しいジャニオタは、気が付けば自担を神格化させてた。

余談だがKinKiは妖精。*8

 

 

この後無事FC入会を果たし、翌年1月にトニセン舞台『戸惑いの惑星』の当日券をもぎ取り鑑賞、そして7月に『The ONES』にも行くことができた。

 

ワンズコンでは、メンステとセンステの間の花道脇という神席だった。

メンバー全員と目が合う。長野君だけケツだったけど。

ライトに照らされた長野君は汗まで輝いて、神様みたいだった。

 神様はこの世にいて、体積があった。

網膜に焼き付けるだけで精いっぱい。最高の時間だった。

学校へ行こうのお兄さんたちは、いつしか世界の格好良さを凝縮させたエンターテイナーだった。

 

 

私にとっては長野君は今も自担で神様、そして実家のような人である。

キャーキャー騒ぐことはしないけど、いつもそこにいてくれる。

一喜一憂することは無くなったけど、振り返れば笑ってる。

10年後の今日、私が笑ってられるように背中を押してくれる。*9

 

 

 

行動規範で精神的主柱、私にとっての宗教は長野博だ。

 

 

 

 

・私と丸山隆平

 

昔、関ジャニ∞が苦手だった。不良の怖いお兄さんたちだと思っていた。

特にクイズショウの頃の横山くんは、美しすぎて日本人形のようで本気で怖かった。

大学生になってもその認識は変わらず、ジャニーズにはまってからも大倉君が分からず、友人たちに「ヤスコとケンジを見ろ!!!」と怒られた気がする。

 

当然丸山くんも知らなかった。

人の顔が覚えるのが苦手で、特にイケメンは「イケメン」としか脳が情報を受け入れない。そのため、テレビでよく見る横山くんと村上くんしか知らなかった。

 

そんな私が関ジャニを気になり始めたのは、NOROSHIを音楽番組で見た時だった。

奇しくも長野君結婚時期と重なる。

NOROSHIは男らしい上和風の衣装で、私の中の関ジャニ像がゆらいだ。

 

そして運命のジャニーズカウントダウン

V6がエイトの前向きスクリームを歌ったのだ。

振付がコミカルで、V6(特に岡田くん*10)が可愛くてしょうがない。

画面に釘付けになっていると、嬉しそうに対岸でニコニコ踊ってる7人組。

この人たちさっきキスマイの曲で慣れないローラースケートでわちゃわちゃしてたよね??

 

あれ???仲良くない???

距離感近くない????

可愛くない?????(圧倒的既視感)

 

その中で特にニッコニコだったパーマの人に目がいった。

あっこの人!NOROSHIで二の腕曝け出してたイントロのお兄さん!!!

 

私が初めて丸山くんを認識した瞬間であった。

 

年が明けて2017年1月。ここで私がエイト沼、そして丸山沼に落ちた要因が3つあった。

 

① 関ジャニクロニクルの『いきなりドッチ』

 

エイトが気になり始めた頃、Twitterで流れてきて見てしまった。

そこにはいつものオラオラ度がほぼない、自然体で仲良しなエイトの姿が。

この番組のおかげで、メンバーの名前と顔が一致するようになった。

特に中々覚えられなかった、年下4人組の印象がバッチシ残った。

錦戸君ってあんなに可愛い存在だったんだ……

 

②なぐりがきBeatの特典映像『新年会』

 

仲良過ぎない?????

大学の友人に大倉担がいたので、その子の家で見せてもらった。

安田さんと渋谷さんの電話のくだり、亮ちゃんの外国人名のくだりとかおもしろいし可愛い。

みんな私服で、ぽやぽやしてて、でも熱い話はちゃんとする。

全員が手の内見せてる、腹割ってる関係がぐっと来た。

 

③Black of nightのMVの丸山さん

 

無理!!!!!!!!!!!!!!

安田章大大先生、心から感謝します。

嵐のtruthのMVが大好きだったオタクに、これは致死量の毒だった。

ここで私は、いつもふざけてドジっ子で頑張り屋な丸山さんの深淵を覗いてしまった。

格好いいのだ。色気があるのだ。

「かわいい」と言われる人は、中世的な顔だちをしている人が多い(ヤスとか)

でも丸山さんは男らしい顔立ちなのに「かわいい」し「格好いい」のだ。

そして色気の瞬発量がビックバン並み。

 

 

あるときはまるちゃんとして、その可愛さに癒されたい。

あるときは丸山君として、一発ギャグで笑わせてほしい。

あるときは丸山さんとして、その暴力的な色気に飲み込まれたい。

あるときは隆平さんとして、しっとりとした歌声に酔いしれたい。

 

えっ本当の丸山さんってどれ????????

 

最強のギャップ萌えジャニーズじゃない????

どんなに考えても調べても、掴めない奥深い。ずっと飽きない……。

 

そして妙にリアルなのだ。悩んで落ち込んだり、人間み溢れる姿を見せてくれる。

アイドルだけど人間ちっくで、もしかしたらお店で偶然会えそうな距離感を抱いてしまう。

大学の先輩や、会社の上司として、いつか会えるんじゃないかと思えてしまう。

 

長野くんは私の中で神様なので、人生は交錯しない。

でも丸山さんは「あわよくば」ありそうなのだ。

イケナイと分かりながら、夢を見て妄想してしまうのだ。

 

なにより丸山さんは今まで一度も週刊誌にとられたことがない。

生々しい想像をしなくていい。アイドルとして、私が当時最も求めていたフィクションがそこにはあった。

 

極めつけは雑誌の写真だった。

2017春に出たcancam丸山隆平特集。

笑顔な丸山くん、コミカルな表情の丸山くん。

その中にデコルテが美しいスンッとしてる丸山くんと、白い抜きシャツを着てこっちに関心がなさそうな丸山さんの写真があった。

三度見した。

 

もう何が何だかわからなくて、実像が掴めなくて、感情がぐっちゃぐちゃになった。

格好いい、可愛い、人生めちゃくちゃにされたい、かわいい、理解ができない。

 

最強のリア恋枠 丸山隆平に惚れた瞬間である。

 

Black of night落ちの丸山ファンの完成である。

 

でも当時は長野くんを第一に考えていたのと、金銭事情もあり中々担当と名乗ることはできなかった。

 

ただその年の夏のワンズコンで、ちゃんと結婚後の長野君も応援できると実感した後、泥棒役者による露出増加によって少しずつ丸沼に溺れていった。

特に応答セヨは良かった。ポルノグラフィティが好きなので、晴一作詞が嬉しかった。

胸張ってメインで歌う丸山さんが格好良かった。

アルバムも雑誌も買うようになった。壁紙がV6と丸山くんになった。

 

 

いつしか、私が人に求める安心感や恋愛的な感情の受け皿として、丸山さんをみていた。圧倒的リア恋枠。めっちゃ包容力ある。こんな恋人いたら人生最高!!

 

 

 

特に今年の就活時期には大変お世話になった。

地方から単身夜行バスで東京へ行き、面接を受けて帰る。

東京で就活している友人はいなかった上、手元にはお祈りメールの山ができた。

人に「いらない」と言われ続けたことは、選ばれないことは、初めてだった。

 

メンタルがボロボロで、雨の中傘を差さずに泣いたり、八重洲口のトイレで号泣したり、気が付いたら青山霊園にいたりした。

明るいキャラで通していた私は誰にも相談できず、まわりのプレッシャーや期待、焦燥感に殺されそうになっていた。

 

そんな時、笑わせてくれたのは関ジャニだった。

就活用の手帳には、笑ってる丸山さんの写真を常に挟んで、面接前に毎回拝んだ。

アカイシンキロウと1秒Kissを何回も聞いた。

東京駅八重洲地下街の銀だこで、スマホで丸山さんの画像を見ながら、パンツスーツ姿で悔しさをビールで流し込みながら煙草を吸ってたのはいい思い出である。

 

なにより、9月の東京公演のチケットがご用意されていたことが、私が折れなかった最大の理由だった。

 

大学の友人(安田担)がFCに入ってくれたおかげで、一緒に行くことができた。

『GR8EST 9月6日東京ドーム』

この日まではどんなにつらくても生きる。

笑顔で丸山さんと会う。

その信念だけが、私をブリキのような重い身体を動かす原動力だった。

 

 

日本中を駆け回り、夜行バスに13週連続で乗った。

受けた会社は60を超えた。

初めての内定が出たのは8月初めだった。

しかし中々内定先が決められない上、博物館実習と公務員試験があり多忙を極めた。

 

 

 

内定承諾の電話をしたのは、奇しくも9月6日15時。

ライブ2時間半前だった。

 

 

 

 

 

 

※ここからライブネタバレです!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 私の席はB2ブロック。つまりメンステ中央左寄りで、前から12列目だった。

ベースを弾く丸山さんが丁度右前に、肉眼で見える位置だった。

俗にいう神席だったと思う。結果的にメンバー全員が近くに来てくれた。

 

ライブの記憶はほとんどない。強烈なパワーにやられてしまった。

3日かけて作った丸うちわを左手に、右手にペンラを持っていた。

開演前に隣にいたベース弾きで錦戸担の友人が

「あれベースだよ、やばいよ有機栽培。目の前だよ?」と教えてくれてプチパニックを起こしてた。

 

 

聞いたことがあるイントロが耳に届く。

一曲目は応答セヨだった。

冒頭の映像で叫んだ口は自然に閉じた。涙を堪えるのに必死だった。

大好きな人が目の前にいる。同じ世界に生きている。

人生で一番大変だった時期を支えてくれた人が、好きな歌を歌ってくれている。

自分の就活時期と自然とリンクして、走馬灯が流れて泣いた。

 

 

見失いそうな時 いつも瞬いて僕を導いたよ 『追いついてみせろよ』

応答セヨ 流星 僕を信じてくれた遠い日の僕よ この声は届くかい

まだ見ぬ世界 今 飛び立とう 僕はスターライダー

 

 

 

頑張ってよかった。報われてよかった。

今日、この身体で状況でライブにこれてよかった。

 

 

2曲目からは落ち着いてみることができた。

でもずっと目の前にまるちゃんいるからずっとはしゃいでた!!!

ER2がとっても好きなのだが、開幕「HELP?」に腰が抜けた。

ひえええ……むり、萌えのキャパオーバーだよ消化できない……

 

オモイダマで空を見て目をつぶる丸山さんは美しかった。

祈るように歌う姿に、目頭が熱くなった。

 

ロッコで丸山くんが来たときは、なりふり構わず名前を呼んだ。

そしたらぐるっと指さして(わたしの周りは丸山担が密集してた)、まるちゃんお気に入り韓国のハートマークをしてくれた。あれはきっと私にしてくれたのだと思う。思い込んでいる。

 

 

6人の関ジャニ∞が私にとって初めての関ジャニ∞になったけど

とっても楽しかった!!!

キラキラ輝く6人は、本当に格好良かった!!!!

ダンスもバンドも一流で、MCではお腹が痛くなるほど笑った。

DVD絶対買うわ……初任給でFC入るね、とライブ中に誓ったレベル。

 最高のエンタメをありがとう!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ライブ後、放心状態の私の口からは

「とんでもない人を好きになってしまった」という言葉が零れた。

 

私が丸山さんを好きになった理由は「つかめない実像とギャップ」だ。

でもそれはあくまで画面の向こうの丸山さんが、その面だけ切り取られたに過ぎないと思っていた。

 

違うのだ。

全てが丸山隆平で、その全ての面の破壊力がえげつない。

 

元気印~やパンパンだのかわいいあざといまるちゃんも

うちわに頷いて大量のファンサを繰り出すニコニコ丸ちゃんも

ギャグを放出しながらMCで「貴様らは買え」と言い放った丸山くんも

誘うような指で「手にするは女王」*11と爆発的な色気ムンムン状態で歌う丸山さんも

新曲『ここに』を首筋が力むまで熱唱する隆平さんも

全部目の前にいた1人の丸山隆平が2時間半の間に見せてくれた姿だった。

 

友人達と感想を話している時、私は「色っぽくて格好いい丸山さんだった~」と評すれば、友人は「こんなに可愛い人だとは思っていなかった」と評した。

 

同じ席で同じ人を見てたのに、ここまで真逆の意見を言わせる丸山さんの多面性。

そしてそれを切り替えられる天性の器用さ。

 

人は理解の範疇を超える物に出会うと、「怖い」という感情が芽生える。

この日、私が丸山さんに抱いた感情は「怖さ」だった。

 

 

でも怖くても恐れないのは、好きになってしまうのは何故だろう。

 

きっとやさしさゆえの不器用さと努力を重ねる泥臭い人間みが、丸山さんを近くに感じさせてくれてるのだと思う。

 

 

分かりやすくて分かりにくい。

陽気で明るいけど暗くて深い。

天性の器用さとやさしさゆえの不器用さ。

矛盾だらけの人間性が、丸山さんの魅力を彩っている。

 

 

天性のエンターテイナーでアイドル。

疲れた心を癒してくれて、非日常に連れ出してくれる。

ずっと追いかけていたいし、目を離したくない。

私が欲しい姿を、最高のタイミングで見せてくれる。

女々しいと笑われそうだけど、こんなに重く好きになってしまった。*12

 

丸山さんが「苦しむために生きないで あなた自身を愛してくれ」と歌ってくれる限り、どこでだって生きていける。*13

 

 

 

スーパーアイドルでメンタルリセット、私にとって大好きな人は丸山隆平だ。

 

 

 

 

 

 

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↑ライブの時のうちわである。

不器用ながらハサミ片手に格闘した。

 

 

 

 

 

 

 

~おまけ~

・アイドルを好きになって

 

アイドルを好きになってよかったことがある。

それは、女性として生きる楽しさを見つけたことだった。

 

女性という性別は私にとって嫌なものだった。

双子の兄がいた分、余計に身長や力の差を感じていた。

 

中高生になると、ブサイクな自分が女らしく振舞うことに抵抗を覚えた。

弄られキャラでブスの私が、人に「好き」というだけで、迷惑がかかると察することができた。女性らしく振舞うことを、成長することで求められるようになった。

 

それに反発するように髪は短く、パンツにTシャツばかり着て、一人称も口調も男勝りで、ガサツになっていった。

女だから舐められない様に、女だからと自分の可能性を狭めたくなかった。

男とか女じゃなくて、1人の人間として自分を評価してほしかった。

 

大学生になってもそれは変わらなかった。私は人を好きにならないし、幻滅されれば好きになられない。女友達に囲まれながら、1人で生きていくことを決めていた。

 

しかし大学生になると、今までのオタク友達が次々と彼氏を作ってしまい、離れていってしまった。そのころにはもう、私が男性が大嫌いになっていた。

媚びるようなファッションやメイクが嫌いだった。ブスは大人しく、線引きされた世界で求めずに生きることが矜持だった。

 

そんな中、ジャニーズにはまった。

大変だった。推しが同じ世界にいるのだ!!!!!

つまり、現場に行けば相手の視界に入るかもしれないのだ。

なにより、「○○くんが好きです」というカタチで行くのだから、周りの人間から私ではなく「○○くんのファン」と見られてしまうのである。

 

つまり私が変な行動をしたり、どうしようもないブスなら、推しの顔にも泥を塗ってしまうのだ。

それなら「○○くんのファンはお洒落だね」と言われるようにしたい。

貴方が好きだと胸張って言えるような女になりたい。

 

 

人生で初めて、女性として綺麗になりたいと思えたのだ。

 

 

「戸惑いの惑星」では人生初のニットワンピとコンタクトを買い、髪を染めた。

岡田君の映画のイベントの際は初めてアクセサリーを買った。

ワンズコンではイヤリングとワンピ、そして人生初のマニキュアを買った。

 

そして今回のライブではLASHで「二週間で綺麗にしてください!好きな人に会うんです!」と洗顔剤を選んでもらった。ネイルもコスメも服も購入した。

岩盤浴も2回行った。人生初だらけだ。

 

結果見るからに、アイドルを好きになって垢ぬけることができた。

自画自賛だが、しまむらで服を買ってたときよりオシャレになったと思う。

当時ちょっと気になってたイケメンに「最近可愛くなったね」と言われたのは、一生の宝物である。

 

ファッションとメイクに興味を持つことができた。それがとっても嬉しかった。

 

男女差とオシャレは関係なかった。

自分に自信を持つために、自分のために自分がいいと思った服を着てメイクをする。

 

着飾った自分は自分じゃない、理想だった強い人間になれた。

 

少しだけ自分が好きになって、少しだけ生きやすくなった。

 

 

 

 

アイドルの現場はお金が必要である。チケットは免罪符だ。

だからブスな私でも、対価を払っているため、罪悪感もなく好きと叫べた。

アイドルは私の愛を受け取ってくれるが、私個人には絶対返さない。

そして好意を絶対に無下にしない。嘘でもありがとうと言ってくれる。

追いかけることを、好意を抱くことを許してくれる。

 

 

好きと言って誰の心も傷つかない、迷惑がかからない。

 

人に好きと言える。こんな単純で一生できないと思っていた行為をすることができた。

 

 

 

 

そして自己肯定感を高めることもできた。自担が褒められると、その人を選んだ自分の審美眼も褒められているようで嬉しくなってしまう。

だからまた自分を磨いて、ファンとして釣り合うように頑張る。

少しでも足を引っ張らない様に、いつか私の価値が少しでもあなたの評価をプラスに作用できることを夢見て。

 

そのためには社会的地位や美意識が必要だ。

ブスも化け物から人間にはグレードアップしたい。

 

「自担のために」という魔法の言葉で、腐り落ちてた向上心が復活した。

 

 

おかげで私は女性として生きることに楽しさも見出したし、オシャレが楽しい。

ブスでも、胸張って人を好きといえる場所があった。

自分を好きになれたし、自分の人生に自信をもって歩む決意を持てた。

 ちょっぴり未来に希望が持てた、長生きしてでもこの人たちを見ていたいと思えた。

 

 

 

価値観をぐるっと変えた、大革命を起こしてくれた2人の自担には感謝しかない。

趣味を通じて友達もできた、年上の方との会話もスムーズになった。

好きになってから散財はするようになったけど、確実に良い作用しか生まれない。

イケメン、そしてジャニーズは正義。

 

 

 

私はこの2人を好きになってよかったと心から思う。

バランスが良いのだ。

精神安定剤として、ドンと構えて微笑んでる長野くんと、いろんな顔で現実逃避を促してくれる丸山さん。

緑茶とサイダー、日本酒とカクテル、日常と非日常。正反対の2人。

だけど共通点があったりする。

落ち着いた少し高めの声。

そしてやさしい性格と、メンバーからの愛され力だ。

人に愛される人は素敵な人。私はこの2人を好きになってよかった。

 

 

 

またいつか現場に行きたいし、何年も応援し続けるだろう。

 

 

私の人生に、鮮やかな色彩をありがとう。

 

自分自身を、少しだけ好きになれたよ。

 

本当に、好きにならせてくれてありがとう。

 

 

最後に

 

長野博さん!!!!!!!!!!!

丸山隆平さん!!!!!!!!!!

貴方たちに出会って人生楽しい!!!!!!!

 

ありがとう!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

これからもよろしくね!!!!!!!!!!

 

 

一万字も書いたよ笑えるね!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*1:truthのMVの格好良さにやられた。白百合が似合う男

*2:夜9時には寝ないといけなかったため、花男は見てない。「伝えきれぬ愛しさが 花になって 街に降って どこにいても君を ここに感じてる』の歌詞の美しさは私的嵐さん歌詞大賞第一位

*3:銀魂が人生を狂わせた

*4:今も中村悠一さんと安元洋貴さんが好きです

*5:おそ松さんブームだった。カラ松ガールだった

*6:今年3月福井で念願の初ライブに行くぐらい好き

*7:ヨーロッパ6か国を一人で旅してた

*8:太陽と薔薇を歌う2人のビジュにやられた。坂長、にのあい、コヤシゲ、ふまけん、ヨコヒナといい、運命のシンメに弱い

*9:長野博ソロ曲『My life』より

*10:2番目に好き。彼が笑ってると嬉しい

*11:NOROSHI丸山さん見せ場ポイント

*12:『マイナス100度の恋』より。本歌詞は「女々しいと笑われそうだけど あのままずっと 愛しちゃったままさ」

*13:「ふりむくわけにはいかないぜ」より