こんにちは、ドタキャンされたのに金沢に遊びに来た有機栽培です。
最近暑すぎてしんどいですね。
けど夏まで就活してるとみとめたくなくて
既成事実?も作りたくなくて
頑なに半そでのワイシャツを買ってません。
そういうとこだぞ、自分。
さて、今回はさっき自分の身に起こった話です。
『街のカップルが、怖い』
カップルの無敵感、多幸感って殺しにかかってくるよねって話です。
カップルは悪くないです。このように受けてしまう私が悪い。彼らはこんなゴミみたいな人間など目に入れず、疑問なく楽しく生きててくれ。
駅のデパートのエレベーター前には、ソファが何個か設置されていて、休憩できるようになっています。
人がたくさん通過する時もありますが、基本ひっそりしています。
そこで私は本を読んでました。
するとまず隣のソファにカップルが座り、甘い声が聞こえてきました。仲良しね。
次に目の前のソファにカップルが座り、体を寄せ合い、ボディタッチをしてました。
一通り触れ合った後、女は男に寄り添って昼寝を始めました。
エレベーターの真ん前です。
いやなんでできるの???
公共の場でなぜ、2人だけの空気感を作り出すの?
それ外でやらなきゃいけない?家の方が2人だけで良くない?なぜ外でやるの?
それ2人だから心大きくなってない?1人でさ、かたちは違くていいからさ、そんな大胆な行動起こせる?
目の前でそれを見せつけられてる私は死にたくなるんだけど??何か悪いことした??
ふぅー。
私は生まれてこの方恋人がいない人間です。
自己肯定感も恋愛とか人付き合いに関してかなり低い方です。
そんな私がカップルが怖い理由は、
①自意識過剰故の反応を求められてる感
②持たないものを持つ相手に打ちひしがれる
③理解ができないものへの恐れ
の3点だと思いました。
ここで首を横に捻った人は読まないでくれ!
興味本位で読んでも「可哀想に」「考えすぎ」「何なのこいつ?」としか思えないから。それで否定的なコメントされてもどうしたらいいか分からないよバニー!
『心のそれなボタン』が自動プッシュされた人だけいってみよう!
①自意識過剰故の、反応を求められてる感。
私は自意識過剰の気があります。
この自意識過剰ってのは厄介なもので、地獄耳よろしく周囲の会話を全部拾います。
少しでもマイナスな要素が含まれていたら、全部自分に向けられてると思います。
『なんて?』『気にしすぎなんじゃない?』『世間誰もお前に興味ないぞ糞女』的な言葉が聞こえてきます。百も承知です。
でも例えば私がレストランで食器を落とせば全員振り向きますよね?
些細な私の無意識のミスが、そんな感じで周りの注意を常に発信され、不快にさせてると感じてるんです。感じちゃうんです、治らない。
だからヨーロッパにいる時はちょっと心が平穏でした。何言ってるか分からないので、その代わりですが周囲の視線や空気感に敏感になってしまいましたが。余談余談。
つまり自意識過剰って悪い意味でもいい意味でも、何でも自分に向いてると敏感に感じ取ってしまうんですよね。
次に私はお人好しです。求められたら応えようと極力努力します。
目の前で困っている人がいれば話しかけますし、話したそうな人がいたら会話を振ります。場の空気がそれを求めているなら、機敏に反応します。
ここで最悪の環境が生まれます。
全て自分に向いてる(自意識過剰)×求められたら応えたい(お人好し)=いらぬ事まで求められてると考えてしまう地獄
これの最たるものが目の前にカップルがいた場合……!!
すべての行動には意味があると思っているので、公共の場で目の前にカップルが座って、イチャイチャし始めると、もう気が気じゃない!!
「目の前に座られたけど、一体私にどうして欲しいの?」から始まるノンストップ思考回路!
わざわざ独り身の女の前に座ったんですからね。優越感に浸りたいのかな?
それなら褒めてあげるべきかな?
こっちを空気だと思ってるのかな?なら空気みたいな対応した方がいい?
私と比較して幸せを感じたいのかな?なら動かない方がいい?
てか何故座った?私に見せつけたいの?どんな反応すれば正解?
そっちはこっちを可哀想だと思ってるのかな?ごめんな可愛そうなやつがここにいて。
みたいな考えが脳内を駆け巡り、そして正解がわからないためただただ心が疲弊します。
疲れるわ。ここで「カップルは何も考えてない」って思われると思うけど、それは③でお話しよう。
②持たないものを持つ相手に打ちひしがれる
これは「彼氏出来ていいなー幸せそー」という嫉妬ではないです。
「すごーい人並みの恋愛を疑問を抱かず行えて、世間一般の『幸せ』が自分の幸せと合致してるー!いいなー!生きやすいだろうなー!世間様の保護下に置かれる人種だーー!」
っていう感心に近い。
前提として私は『恋愛』ができない。『恋愛』に幸せを求めることが出来ないんだこれが。
(これはいつか違う記事で書くつもりなので、今回は説明は省く)
しかし彼らは疑問を持たずに、恋愛を謳歌し楽しんでいる。彼らは当たり前のものとして、恋愛ができる。人と触れ合うことを幸せと感じられる。
でも私は疑問がどんどん生まれてしまって、当たり前の幸せ。世間様のいう最も普遍的で身近で手軽な幸せへの近道『恋愛』ができない。
だから、当たり前のことが出来てる器用で普通なカップルを見ると、羨ましくてしょうがない。
どんなにラクなのだろうか、楽しいのだろうか。
恋愛も大変、めんどくさいことや嫌なこともあるよと言うが、多数派に属するだけ味方が沢山いるじゃないか。
対する私は、まるで自分が不完全。欠陥品だとマジマジと思い知らされる。一生味わえない幸せ、それを目の前で再生される。それかしんどくてしょうがない。
私も何も考えずに人を好きになりたかった。
③理解ができないものへの恐れ
『恋愛』ができない、したことないから全く行動理念が理解できないのだ。
得体の知れない生命体なのだ。
宇宙人は理解できないから恐ろしいだろう。
神様は理解ができないから恐ろしいだろう。
化け物や魑魅魍魎もだ。
私にとってカップルはそれらと同じで、カップルからしたら私はそれだ。
相容れない。
私はなぜ公共の場で、まるで家で過ごすように触れ合うのかが分からない。
外と中で何か心境の変化があるのだろうか?
なぜ手を繋ぐのかも分からない。
なぜ2人でいれば気が大きくなるのか、1人じゃできない大胆な行動が取れるかも分からない。
なぜ全て2人だけの空気を外で作るのだろうか、なにかメリットはあるのか?
2人でいたらなぜ嬉しいのだろうか?楽しいのだろうか?
二人でいるメリットは?
その時周りの目は気にしないと思うが、どんな感覚なのだろうか?
それらの行為を私の目の前でやることに、なにか意味はあるのか?
意味が無いのであれば、やらなければいいじゃないか。でも意味があるから、するのだろう。その意味を教えてくれ。
ほんとに理解ができないんだ。理解ができないから恐ろしい。
そして2人単位になった瞬間無敵化するのが恐ろしい。まるで彼らが世間様、法律、この空気の憲法だ。
彼らのやりたいことが優先される。私のような1人の欠陥品と気持ちは、彼ら尊いカップルの前では、風の前の塵だ。
だって2人は幸せだもんね。世間にも理解される、普遍的な幸せを謳歌する、保護されるべき若い2人なのだから。
恐ろしくて、恐ろしくて、気になってしまって、どうしようもない。スルーができない。
目の間に宇宙人がいたら気になるでしょう。
私と行動規範も理念も違うんだから、次はどんな行動に出るのかおっかなびっくりしてる。
以上の3点から私は街のカップルが怖い。恐ろしい。でもこれを最後に言わないようにする。
私の考え方はどうやら少数派らしい。そしてこの考え方は、絶対相容れない。付き合ったことがある人にとって異常だと思われるだろう。だから違うと思ったら無視してほしい。共感できた人がいたら、それだけでいいんだ。
だから黙ることにする。私がリアルの世界で黙って、避けていれば衝突は起こらない。ちょっと嫌な思いをするだけだ。こんな人もいるんだな、可哀想に、そんなふうに感じてくれ。
私は自分を可哀想だとは思ってないけどね。