週末日記⑨

お疲れ様です、有機栽培です。

特に何も書くことがないけど、何か書きたいなって思った時に、この「週末日記」のラベリングは便利だね。と思い出したように書き始めました。

最近はどうだろう。仕事は安定しているので、前みたいに死地に赴くような嫌悪感は抱かなくなった。でも将来を考えると辞めたいなと思います。

辞めたいとリアルのアカウントで呟いたら、中学の同級生が「私も転職活動してる」「今は求人が少ないけど、でも出したる会社は優良企業」と言っていた。確かにそうだと思う。そうだけど、動けない。

友人が病んだ。病んだ友人にどう声をかければわからなくて、「私も薬飲んでるよ」「飲めば楽になるよ」と軽くて薄い言葉しかかけれなかった。本当は遊びに行きたいけど、遊びに行くにはコロナが恐ろしい。一緒に遊んだからかかったんだと言われたら、何も返せなくなってしまう。

といいますか、友人と会話する内容がない。週末は彼氏と過ごす、平日は仕事で死んでるからすぐ寝てる。人間としてどんどん薄くなっている気がする。日々を繰り返して、個人を現実に薄ませて、味のないガムになっていくのだろう。

実家暮らしをしているのだが、最近母親に怒られた。週末は彼氏の家に泊まりに行くし、平日はすぐに部屋に篭もる。少しはリビングにいていつ死ぬ変わらない膵臓癌の父親と会話しろと訴えてくる。

私はリビングが好きじゃない。父親と会話しろと言うが、母親の方が問題だ。母親は声がでかく、主張も大きく、自分が絶対に間違ってないと思っており、絶対全員自分の話を聞いていると信じて疑わない人間だ。そういう人間といると疲れるし、働いてないからそんな風に振る舞えるのだろうと軽蔑してしまう。

そんな声のデカい、まるで私が世論だと振る舞う母親の言いなりになって公務員になったのが間違いなのだと思う。部屋が全く片付けられない母親。人が来る時だけ見えるところだけ片付ける母親。その姿すら醜いと思う。自分もこういう厚かましい人間になるかと思うと寒気がする。

昔から、廃人とかに興味があった。自分がいつかそうなるのではないかとヒヤヒヤしていたからだ。昭和初期まで文献で頻繁に出てくるよね。発狂して座敷牢とか、廃人になって早死したとか。昔はもっと人は狂いやすくて、現実に過敏で、脆かったはずである。医療の進歩やらでいつからか耐えることが普通とされてしまった。狂えたらどんなに楽か。宗教に帰依すればどんなに楽か。科学や技術は信仰するには軽薄だ。

毎日飲むビールがうまい。毎週末会う彼氏が好きだ。それぐらいである。コロナが終われば街で居酒屋に行きたいなって言いながら、毎週末スーパーで惣菜を買い込んでウキウキで食べている。この前は飲みすぎて寝落ちした。起きたら生理が来て布団を汚してしまって、朝5時にパニクってたら優しく許してくれて、洗濯機回してくれて、コンビニにナプキンを買いに行ってくれた。

日本の優しいの基準なんですかね。彼氏。そして自分の生理周期すら満足に管理できない私。経血なんて男の人は見たくないものでしょう。

普通の人間の幸せに当てはめられている感じがする。幸せなんだけど、これでいいのかと不安になる。もっと早く現実に危機感を持って、焦燥感を持って東京に進出して、私にしかできないことを探す人生を歩むべきなのか。それとも、十分に傷つきながら生きにくい世の中を生きてきたのだから、これからは私を思いやってくれる人と無理せず生きる幸せを手に入れるべきか。

分からないね。分からない。現実に蓋をして生きているけど、どうなるか分からない。今日だけはゆっくり寝たい。悪夢を見ずにぐっすり寝たい。明日は来なくていい。それだけは昔から変わらないんだ。

先週見に行った水芭蕉。コロナよ終われ、はよ居酒屋に行かせてくれ。友人と集まらせてくれ。

美味しかった広島焼き

現実逃避の手段はあなた、

胸に残るは罪悪感。

 お疲れ様です、有機栽培です。

コロナウイルスが蔓延していて、世の中閉塞感と憂鬱で溢れていますね。関係なんですが、3月末から同期2人が仕事に来ていないという話を聞いて、先を越されたと歯ぎしりした最近です。新年度になって事務分担も発表されたけど、仕事が増えていた。そして今年は国勢調査。有機栽培は死ぬのでしょうか。

そんなわけで昨日も今日も明日も明後日も、半年先すら地獄が待っています。毎日職場のトイレでマイナビ転職をチェックして、indeedで東京の雇用を見ながら夢想する日々。でもコロナのせいで不況がやってくるらしいので、転職なんてできやしない。公務員を辞めることは、世間では愚かだと言います。

今日も田舎の片隅で、自分の人生選択と現実を呪いながら、150円の発泡酒だけが支えの平日を過ごしています。増えていくのが体重とストレスだけ。

でも週末は違う。過去の記事に詳しいですが、1月に人生で初めて彼氏ができました。毎週彼の家に遊びに行って、美味しいものを食べて、寝てまた遊ぶ。外に出かけられないときは孤独のグルメを見ながら何を食べたいか考えたり、彼の育ちは東京だから舞台になった街について話して貰ったりしました。この前は温泉旅行に行ったし、今週も人気のない近くの公園に桜を見に行きました。

未来の話だってします。5月になったらあの観光地までドライブしたいね、いつか海外に旅行に行きたいね。秋になったら紅葉を見たいし、遠いけどあの鍾乳洞まで行こうよと言えば、運転は任せとけと笑います。

彼は優しいので、いつも私を優先してくれます。きみが行きたい場所に行こう。きみが好きそうな飲み屋だよ。好きなものを頼んでいいよ。危ないから歩道側を歩きなよ。これ美味しいから一口食べるかい？なんだって、分けてくれる。

疲れやすい私をすぐに労わってくれます。家まで車出来て偉いね。寝たいなら助手席で寝てていいからね。ぐっすり寝てたから起こさなかった。俺は大丈夫、疲れてないよ。今日楽しかったら、俺は満足だよ。いつもありがとうね。

誰も私に言ってくれなかった、欲しかった言葉をくれます。仕事頑張ってるよ。毎日通勤してるの偉い。今日の服似合ってるよ。メイクばっちしだね。きみは可愛い女の子だよ。会うたびに「好きだよ」と、目を見て言ってくれます。

日曜日の夕方は別れの時間。そして月曜日と共に仕事が迫ってきます。彼との別れが、現実の始まり。毎回仕事が嫌だと昼から愚痴り、別れ際に帰りたくないと駄々をこねる私を、彼は面倒がらずにあやします。来週まで頑張ろう。そうしたらまた会えるから。

彼のとびっきりのやさしさに、甘やかされ生かされている私がいます。彼が居なかったら、一体どうなっていたのでしょうか。少なくとも仕事のストレスにつぶされ、未来が見えなくて不安で泣いてるでしょうね。

私が彼と付き合うときに言った言葉があります。「人を好きになる感情が分からない」と。「あなたを今すぐ好きになれるか分からない」と。ましてや正しい恋人のありかたなど、知るはずがないのです。

私と彼の関係は「恋人同士」なのか、最近不安になっています。私は現実逃避がしたいがために、彼を利用しているだけなんじゃないかと。正しい健全な「恋人」の在り方に反しているんじゃないかと不安になる。

彼と会っている週末は本当に楽しい。一人でいるより、貴方と会っているときの方が100倍楽しい。週末が待ち遠しくて、仕事だってなんとか頑張っている。でも、楽しい現実逃避のために貴方を利用しているんじゃないかと言われたらノーとは言い切れない。じゃぁあなたじゃない男性に同じく優しくされたら、私はどう思うのだろうか。優しくされたいから、あなたに会っているんじゃないかと己を疑ってしまう。

あなたが東京出身の転勤族だから、いつかこの田舎じゃないどこかへ連れてってくれるかもしれない。そんな淡い期待と、一筋の希望の糸に縋っているだけなんじゃないか。実際彼と会ったのはマッチングアプリで、始めた理由は東京への転職が失敗して人生に絶望していたからである。この狭くて醜悪な田舎で一生公務員を続けるしかなかった現実を簡単に破り捨ててくれたあなたは、私の王子様だった。

私があなたを好ましく思う理由はいくつもある。私は人間に対して減点方式で評価するタイプだ。あそこが嫌だ、ここが気に入らないと人間を評価して、一定水準で関わらないようにする。あなたは一切減点するポイントが無かった。背も私より高いし、服装だって好みだし、おっさん臭いって笑わないし、話だって知的でおもしろい。他人を理由なく否定しないし、私の話に耳を傾けてくれる。

減点することが無ければ、加点材料は沢山ある。ただ、あなたの中でいったいどこに私のことを好きになる要素があったのだろう。どうしてそんなに、無条件に人にやさしくしてくれるのだろうか。

身体を許しているから優しくしてくれるのかと思えば、きっと違う。セックスの後にそのまま寝るのは嫌だからイチャイチャしようと提案する男は、体目的だとしては効率が悪い。必ずどこか出かけたり、連れていきたい場所を提案してくれるあなたは、それだけが目的じゃないんだよって身をもって証明している。

もし、あなたが純粋な行為をもって私のことを好きだとしたら、私があなたを好きな理由は不純でやましいものでしかない。嫌いじゃないから、一緒にいて楽しいから、優しくしてくれるから、ここから連れ出してくれるから。私の好きの一割以上、絶対この気持ちがある。果たして私はあなたにもらった愛の何パーセントを返して上げれているのだろうか。そして、貰うばかりの恋愛は正しいのだろうか。

あなたはきっと私が居なくても生きていけるだろう。二本の足で地面に立って、可愛い気立てのいいお嫁さんをもらって、住宅ローンを組むのだろう。東京生まれの白いプリーツスカートが似合う小柄な女性があなたにお似合いだし、私もそう思う。少なくとも田舎育ちの病んだ女は、優しいあなたに相応しくない。

じゃぁ私は。私はあなたなしで生きていけるのだろうか。あぁ、無理だ。食の好みが似合うあなたと一緒に行くご飯が楽しいことを知ってしまった。行ったことのある土地が、あなたによって上書きされることの新鮮さに味を占めた。未来の待ち合わせが、どれほど日々の希望になるかを知ってしまった。優しくされることの嬉しさを、優しくしたいと願う心を忘れて生きることはきっとできない。優しくしたいと思える人間も、きっとこれから現れない。誰よりも幸せでいて欲しいし、どんな辛いことも感じてほしくない。

出会った頃は簡単に口にできた、「将来は東京に住むんでしょ」って言葉が軽々しく口にできなくなった。あなたに将来を否定されたら、私はどうなってしまうだろう。あなたに嫌われたら、わたしはどうやって生きていこうか。私はあなたのことが嫌いじゃないけど、あなたはもう私にうんざりしているかも。だって優しいから、この田舎から転勤する時までお別れは言わないかもしれないね。

あなたがくれる純粋な好意に応えられてるか不安になるほど、私の愛は打算的だ。でもずるい女だから、あなたなしじゃ生きていけないぐらい弱いんだ。

正面からあなたに依存している。この腐った現実を生き抜くために、あなたに依存している。好きなはずなのに、こんなに悩んでごめんなさい。あなたに将来を背負い込ませてごめんなさい。でも嫌いにならないで。あなたと四季を重ねて、楽しいを沢山共有したい気持ちに嘘はないから。

せめて、元気な時にあなたに会えていたら心から好きと大声で言えたのかもしれない。病んだ心に愛は染み込んで、中毒になってしまった。

私の現実逃避の手段はあなた、胸に残るは罪悪感。正しく恋人になれる日はいつ来るか分からない。両想いのはずなのに、楽しくて苦いね。でも、好きだよ。悩むぐらいには愛してる。

彼氏と温泉に行ってきた

お疲れ様です。有機栽培です。

タイトルにある通り、温泉に行ってきました。人生で初めてできた彼氏とね。三連休の冒頭二日間を捧げてきましたよ。秋保温泉にね！！あと写真はほとんど撮ってない！ごめん！！

さて、説明しよう。秋保温泉とは仙台の奥座敷と呼ばれる温泉郷である。仙台市から車で一時間もかからないところにある秘境であり秘湯。鳴子温泉、遠刈田温泉と並ぶ宮城県三大温泉として有名（有機栽培調べ）であり、兵庫県の有馬温泉と愛媛の道後温泉と並び「日本の三大名湯」として名高い、歴史ある温泉である。

ついでに有機栽培。何故か有馬温泉も道後温泉も大学生時代に行ったことあるのだが、何故か秋保温泉に入ったことは無かった。何故じゃ。

温泉に行った経緯はまだ付き合って一週間だった彼氏の一言。「今までの彼女と温泉とか泊りの旅行をしたことがない」という呟きだった。

人生で初めての彼氏が貴方である私にとって、全ての初めては彼に捧げている。しかし彼は東京育ちの非オタクの現実と青春を生きる男。当然いままで彼女がいる。だからデートだってキスだってセックスだって彼には手慣れたものである。そんな彼の初めてを奪える機会なんてないのだ。ないのだ！！

「ほーんそうなんだ！はぁ！なるほど！じゃぁ3月の三連休に行きましょうか温泉でも！」

はっははと強がり、いや別に喜んでませんけどオーラを出しながら一人旅行のプロ、じゃらんとるるぶと楽天トラベルブッキングコムの使い手である私は速攻で車で行ける温泉地を探した。まず大学生ならだれもが行きたがる銀山温泉。満員！そりゃそうだ、三連休だ。まず雪で道が埋まるわ。雪道走行に慣れてない我々には不慣れだ。鳴子温泉は昨年行ってしまったから新鮮なリアクションが取れない！福島は彼氏が言ったことあるし、花巻温泉もこの前平泉に行ったと彼が言っていた。ダメじゃん。

そんなとき、私の頭にふとひらめきがよぎる。秋保温泉……電車で行けるからと、そして前に友人がブラックすぎて辞めた旅館があるからと敬遠していた温泉地。そしてさらにひらめきがよぎる。今は1月だからもしかしたら予約できるかもしれんぞ。「佐勘」を！！！！

説明しよう！！！「佐勘」とは秋保温泉で最も有名な温泉旅館であり、秋保温泉を知ってる人間にとって誰もが憧れる温泉宿である！！！しかし予約がとれぬのだ！！！！

パッと検索をする。2万千円の部屋が一つだけ空いている！！佐勘でそれは破格の値段だ！！そして三連休に予約が取れる！！そこまで付き合ってるかわからんけど！！2カ月記念じゃ！！！給料日の次の日じゃ!!!いったれ！！！！！！

そんなわけで予約をしました。ようこそ佐勘。ここから2か月間、転職を決意したり、仕事がクソだったり、課長を呪ったり、鬱が進行したり大変でしたが、そのたびに彼氏が「佐勘まであと少しだよ！」とLINEしてくれて何とか気を保っていた。ついでに前日は眠れない上に仕事は上の空だった。何やってんだ社会人。

旅行まで友人たちに会う機会があったんですが

「彼氏できたのよ」

「おめでとう！！どこか行くとかあるの？」

「実は秋保温泉の佐勘に泊まるんですよ…」

「は？羨ましすぎるわ」

って会話を4回ぐらいしました。会った人全員から言われた。それぐらいの知名度の高さなんです。佐勘は！

とうとうやってきた当日。墓参りを済ませて彼氏の家まで車で迎えに行き、運転を交代した。服装は気合を入れて、昔声優の安元さんと細谷さんのイベントの時に男受けがいいとラジオで話されていたニットワンピをチョイス。高めのイヤリングで耳元を飾って、万全の準備で臨んだ。

秋保までドライブして、まずはDottoreというピザ専門店で昼食。人気店らしく少し並んだけど入れました。昔診療所だった建物を使ってるのか、医療器具があったりしておしゃれな雰囲気。

まずは王道マルゲリータ。美味しいよね!!!生地が美味しいのがいいピザ屋の証拠だと思うんですよね。

これがバリ美味しかった半熟卵と生ハムのピザ、ビスマルク。ヨーロッパの外交を牛耳った鉄血宰相のように最強のお味。目の前の彼氏が大絶賛してました。美味しかった。人気の理由が分かるぜ…。

ピザ屋を後にして車を走らせて秋保大滝へ。ここが大変でした。何かっていうとぎりぎり整備された急な林道を歩く歩く！！ヒールのある靴なら死んでいた。皆さん秋保大滝に行くならスニーカーをお勧めします。

途中まできたところ。想像以上に大きな滝でびっくりした。

さらに急な階段を進んでいくと滝つぼの間近まで行くことができます。かなりの迫力。マイナスイオンが水しぶきとなって降り注ぎます。ちょっと寒い。

彼氏が写真を撮るタイプじゃないので、ここぞとばかり彼氏の写真を撮ってました。あとねだって初めてツーショット写真を撮りました。やったぜ！！家宝にしよう。

飲めるんじゃないかというほど透明な水。帰り道は上りなのでひいひい言いながら登山しました。彼氏に心配されながら車に戻った。

次はワイナリーへ！！秋保にはワイナリーがありまして、大きいグラスワインを400円で試飲できるんですよ！！

おつまみプレートも500円で食べれるんだけど、大満足、２杯ぐらい飲んじゃったね！宿のご飯前でもお腹に溜まらないのでありがたい！！白ワインもロゼも美味しかった！！温泉郷から歩いていけるんで皆さん是非行ってみてくださいね！！私よりお酒に弱い彼は頬を赤らめてて、それでも私と同じペースで飲もうとしてて可愛かった。

そして憧れの佐勘へ！！見てくださいよ！！入ってみたら床が水なんですよ。美味しい紅茶とお菓子をいただきながらチェックインしました。

お部屋の写真を撮り忘れたんですが、広くて綺麗で最高でした。４月からタバコが吸えなくなるらしいんですが、３月はまだ大丈夫だったので彼氏は嬉しそうに吸ってました。私もウキウキで吸ってた。千日餅という茶菓子もおいしかったです。もちもちの平べったいどら焼きみたいな感じ。

露天風呂に入ったら教員の人か公務員の人たちのグループが先に入ってて、仕事を思い出してダメージを喰らい、そのままバラ風呂とヒノキ風呂でここまでの人生の汚れを落としてきました。温泉て良いですよね。お肌すべすべになるしね。ただし有機栽培、長風呂ができない！！悲しい！！

お部屋に戻ったら晩御飯の時間でした。部屋食なんですよ！！！「部屋食なんて子供の頃以来だよ！」ってはしゃぐ彼氏、かわいいか？

そんなご飯はこちら達です！ドーン！！

さらにドーン！！！！

これ以外にもご飯とかシソ巻きとかパンナコッタとかも出てきました。嬉しくて日本酒2合いきまいた。酔っちゃったよね。毎回泊まるたびに思うんですが、旅館のご飯って日本酒にあいませんか？ガンガン飲んじゃうんだよね。あーー幸せ！！

好きだった料理は、和牛のステーキ、鶏肉のとろろ鍋、そしてカニ味噌の茶わん蒸しです。うまみ成分っていいよね……。配膳してくれたお姉さんが大阪桐蔭高校現ロッテの藤原選手のファンだったので話が盛り上がりました。

この後ワインバーでお酒を飲んで、酩酊に任せて布団をくっつけて寝ました。いい夜だった。

次の日。写真を撮り忘れたんですが朝食バイキングのクオリティが高かったです。焼きたてのクロワッサンは逃しましたが、目の前で焼いてくれる焼き魚、だし巻き卵、オムレツ。ラーメンやサンドウィッチも作ってくれるんだぜ……！キウイジュースは甘くておいしいし、なんだ…全部美味しいぞ…。思わず食べ過ぎてしまいました。思い出しただけでよだれが口の中に滲んでしまう。

11時チェックアウトだったので、お風呂入ってゆっくり布団でごろごろしてお宿を後にしました。最高だったぜ佐勘！！コロナウイルスでキャンセルが多くて大変らしいと話されていましたが、こんな時こそみんな旅館に泊まりに行こうぜ！！部屋から出ずにダラダラする一日も楽しいよ。だからみんな、宮城秋保温泉に来たら是非佐勘に行こう。保証するからさ。

このまま帰るのもアレだったので、近くに会ったご当地スーパーさいちに立ち寄る。

見てくださいこの行列！！この人たちは全員名物のおはぎを買いに来たんですよ。すごいよね。迷わず私もおはぎを購入。あと、この日の晩御飯のお惣菜として「うにごはん」、「煮物」、「あさりのしぐれ煮」、「ナムル」を購入。買っちゃったからと親に「今日も泊まる」と連絡を入れた。初めて二日間外泊をすることにしました。

帰り道に寄った、お茶の井ヶ田とJAがコラボした秋保ヴィレッジという道の駅みたいなお店で食べた濃い抹茶アイスと宇和島ミカンジェラートです。熱めの足湯があって、そこに入りながら食べたアイスは格別でした。あまりの熱さに悲鳴を上げて、近くにいたおばあちゃんに笑われてる彼氏が可愛かった。

そんな秋保温泉旅行でした。そのあとは彼氏の家でだらだらして、晩御飯食べて寝て、次の日は長崎ちゃんぽん作って昼寝して解散。最高の三連休でした。

仙台から近いですし、電車でもシャトルバスでも行くことができるので、人生に疲れた時に秋保温泉おすすめです。人にやさしくされて、おもてなしされるって仕事してると無いじゃないですか。労わってもらいたいときに温泉旅館はベストですよ。

次は整体に行きたいなー。何円ぐらいで利用できるんだろうか。でも来週もきっと彼氏とグダグダしているんでしょう。付き合って2カ月なんですが、沈黙が辛くなくて大変ありがたいです。ホワイトデーに白ワインをくれて、もったいなくて飲めなくなるぐらいには好き。会うたびに好きって言ってくれるし、キスして欲しい時にしてくれる。たまにちょっと意地悪で、年上の余裕で翻弄してくるけどね。

明日からゴミみたいな仕事だ。楽しすぎて一瞬で過ぎた三連休が恨めしい。またどこか、彼と旅行に行けたらいいな。 

被災者なのか、そうじゃないのか

お疲れ様です、有機栽培です。

職場で黙祷をするぐらいには、被災地に生まれ育っています。かと言って被災者と言えば、それは違うなぁと否定するぐらいには被害は少なかった。兎にも角にも、この時期は感傷的になりますね。

当時中学生だった私は、1週間ぶりに通った電気にはしゃいでテレビをつけました。そして、幼い頃に家族と遊びに行った空港で、止めてあった数十台の車が流されてる映像を見てしまってからというものの、津波や震災の映像は見れません。

被災地に住みながら、親戚は亡くならず。家も流されず。でも震災の映像は見れないし、卒業式でもなにかの挨拶では必ず「絆」と「復興」を言わされた世代です。

高校時代チェロを片手に県代表で出場した時も、私たちは「復興」と「絆」を背負って舞台に立つことになりました。別に、チームの高校はどこも流されてない。それでも数年前の震災を背負う。私たちはなんのために呼ばれたのかわからないまま、カルメンを弾きました。大人が欲しいのは被災地の学校のひたむきさで、そこに通う学生はどうでも良いのです。思うに、震災の呪縛に囚われた世代でした。

そのちぐはぐ感に今になっても違和感を覚えています。被災者なのか、そうでないのか。災害後に恐ろしくなって一度もボランティアに行けずに見なかったことにし続けた私は非国民なのか、罪なのか。

もっと大変な人がいるはずなのに、被災地だからと贔屓してもらってた私たちはなんだったのか。どんなに頑張っても「絆」と「復興」を背負わされた私たちの努力はなんだったのでしょうか。

何が正解なのか、9年たった今でもわかりません。

当事者であり、どこか他人事だった大震災。悩み続けることが、私たち中途半端な被災者もどきに課せられた、使命なのかもしれません。

復興への罪悪感と、青春を歪ませた苦い思い出を抱えながら、私は今日も地元で生きています。

note書きました

お疲れ様です、有機栽培です。

ものは試しにと突然だけどnoteを書きました。

時間があったらぜひ読んでみてください。

新卒の公務員、鬱だしADHDだってさ。｜有機栽培｜note

この前、海の方に電車で出かけまして、回らない寿司を初めて食べました。寿司……美味い……人生辛くなったら高い寿司に限ります。

 

うにが絶品だったんですよ！！

あと下った長い階段。風情があっていいですよね。

明日の仕事が嫌すぎてnote書いちゃったのにまだ9時半。どうやったら今日が永遠に続くのだろうか。悩み中です。

北陸ざっと備忘録

お疲れ様です。有機栽培です。

三連休でしたね。私は富山と石川に、大学時代の旧友に会いに行ってきました。色々ドタバタしてたんでざっとした簡単な備忘録なのですが、メモがてら残そうと思います。いつもの丁寧な文章はありません。あしからず。

1日目

夜行バスに乗り込んで富山へ向かう。朝6時半に駅に迎えき来てくれた友人に感謝。

駅の中は工事をしていて、北口と南口が金沢駅のように繋がるようになるらしい。

親の顔より見た大学行きのレトロ路面電車。自転車ほうが早い時がある。

友人の家でMrs. GREEN APPLEのMVがいかに青春が教えてもらい時間を潰す。メイクをすませて、富山一のショッピングモールであるファボーレへ。そこは増床してて私の知ってるファボーレではなかった。H＆M入ってるとか金沢か？？

大学の友人２名と合流し4名のパーティーを組む。そのまま映画館で太宰治の遺作が原作である大泉洋主演映画「グッド・バイ」を見た。

言っておくが富山に来てるのに観光は1度もしなかった。しゃあない。4年間住んだ場所に観光すべき場所は残っていない。今回の旅はあくまで大学時代の残り香を探す旅なのだ。友人に会う旅なのだ。

大泉洋主演映画「グッド・バイ」めっちゃ面白かった！！女を口説く大泉洋が見れて最高。ユーモア溢れて笑えるし、みんなクスクスしてた。

友人たちも大絶賛でした。太宰ファンは是非。味の素をかけまくるシーンとかクスッとくるよ。友人が日本文学専攻太宰ファンだったので、どこまで太宰が書いたのか聞くのも楽しかったです。

あと戦後日本が舞台なんですが、その頃の大きめなダサいと言われるスーツですら完璧に着こなすスタイルおばけ大泉洋が盛りだくさんだし、着物着るし、シャツは脱ぐし最高。小池栄子は美人で面白い。

面白いのです。ユーモアが溢れて、膨らんで笑えて、悲しいのに笑えて。最近笑ってない人がいたら、ぜひ見に行ってください。

映画館をあとにして、合流した友人たちとはここでグッド・バイ。富山駅に向かって大学時代の研究室の飲み会に参加しました。教授も元気そう。

1人は仕事を辞め、1人は職場に好きな人が出来、1人は仕事が大変で、1人は入籍することが分かり、私は彼氏が出来た。1年あると人間何が起こるかわかりませんね。

来れなかったもう1人の教授にビデオレターをとるのも楽しかった。あと後輩の卒論テーマを読んでケチつけたり。歴史系はこういうのができるのが楽しいです。テーマだけで色々わかるからね。

精神科に行ったと言ったらみんなに心配された。教授が「有機栽培さんはその気があったかもしれないけどADHDなの！？」と言われ、その気があるなら教えてくれよ！！って思い動揺して酒飲んだら2軒目で3回吐きました。何やってるんだ。

これも大学時代から変わりません。外に出て、用水路に向かって酒しかないゲロを吐く。大学の懐かしさをそこで感じました。

みんなで教授からメッセージもらおうぜ！って酔った勢いで言って、書いてもらったもの。入籍することになった友人は「世界の基準点(安心感)」って書かれてて笑いました。分かる。

友人の車に乗れられて、お土産の今半の牛しぐれ煮を渡して就寝。

2日目

朝から起きて勝手にDVDをいじり、文豪とアルケミストの舞台の第1弾を見る。人生は地獄より地獄的だねっていうたがわ先生のお言葉が突き刺さる早朝。電車に乗って金沢駅へ向かいます。

金沢駅。待ち合わせしてる友人たちが遅れて、暇だったので彼氏に電話してしまう。彼氏にすぐ電話して頼っちゃうの、本当に良くない。

友人と合流したら駄々こねて「ひがし茶屋街まで歩こう」と提案。即決する友人たち。私は浅野川付近を散策するのが大好きなんです。

マップも起動せず感で川を目指す。観光客が歩く路地裏ではない。後ちゃんと駅前のエロ映画館は残っていて安心しました。

浅野川。北陸にしては天気は上々。

好きな道です。

友人と主計街を歩く。

ジブリに出そうな坂で素敵ですよね。

ひがし茶屋街に新しく出来た日本酒が昼から飲める友人オススメの店。

店員さんが可愛かった。そして日本酒はとても美味しいし、安価。飲み放題も昼限定であるらしいですよ！日本酒をアイスにかけたのがおすすめです。

コロナウイルスなど関係なし。ひがし茶屋街はすごい人でした。散歩して帰る。何故か用事もないのに行きたくなってしまう。

片町のゲーセンでお金を費やして取ったカービィ。

友人おすすめの本日の居酒屋。この旅の中で1番のご馳走でした。

刺身盛り合わせ。全部美味しい。まじで北陸刺身が美味しい。日本酒が合う！！

友人おすすめ五郎島金時のてんぷら。さつまいも天ぷらランキング第1位をかっさらっていきました。衣が薄く、あっさりしてる。

ふっわふわなだし巻き卵。これ以外にも白子の酢の物や牛すじ煮やポテサラやら日本酒大量やら飲んで1人5000円。予約してぜひ行ってください。金沢で損はさせない。美味しい。

金沢は個人経営の小さな店が沢山あって、歩くのが楽しい。木倉街かな？

好きな路地です。

友人が酔ってしまったのでスタバで時間を潰す。その時にやった絵しりとり。

そのまま友人の家にタクシーで帰って、ズートピアを見た。ニック格好いいですね！！！社会風刺がきつくて、3回ぐらいこれはディズニーなのか頭を抱えました。攻めてるなぁ。

そしてこの旅めっちゃ映像作品見るな！！友人と映画を見て感想を共有できるのも、大学時代の特権だったなってぼんやりと思いました。1日に何本もTSUTAYAで借りたDVDをみんなで見たあの時間は、何にも変え難い尊さがあった。

3日目

起きたら友人がパチンコ屋に車を停めたから取りに行くと言う。案の定張り紙が貼られており、朝からメンタルがきりりと痛んだ。なんでそういうことするのや。

車に乗って目指すはのとじま水族館。途中千里浜に寄るも高波の影響で砂浜には入れず、残念。

車からは海が目の前に。ううー走りたかったぜ。千里浜は珍しく砂浜を車で走れる特殊な場所。

海を見ながらひた走る。能登半島山だらけで超怖かったし、能登島入ったら道がもう落ち葉で埋まってたり難易度が高かった。

能登島水族館に到着。えいが沢山いた。えい大好きなんですが、ここの名物は同じ水槽にいるジンベイザメ。でもジンベイザメを撮ろうとするとえいが邪魔してくる。ライブの時のバックダンサーか！！

ジンベイザメ。大きくてゆったりして可愛い。

近くにプロジェクトマッピングもあった画素数が高い新しい大水槽。

ペンギンさんの散歩。

しっぽが可愛い。

あとは高齢のラッコに虚無顔で餌を与え続ける飼育員さん、室内で見れる満員のイルカショー、安っぽいたこ焼きという本日初めてのまともなご飯、何故か交尾しててこちらを虚無してくるカワウソなど、あれ？虚無が多いのとじま水族館でした。楽しかったけどね。

和倉温泉が帰り道にあったので目指す。そこまでの運転は私がしたんですが、道のグネグネ加減に二度と運転しないと決めました。

並んで食べた辻口博啓シェフのケーキ。美味しい。

和倉温泉の総湯。駐車場がいっぱいで大変でした。その上友人が温泉で倒れて血を流して、私は人生初の救急車に乗ったりてんやわんやでした。大事には至らなかったので何より。  

1度は間に合わないと思い、夜行バスをキャンセルしたんですが、友人と病院の人のおかげでなんとか再度取った夜行バスに間に合う。新幹線乗り継ぎはしなくて済みました。

 ここで就寝。３列独立シートは強いですね。寝れるしプライバシーは守られるし、最高。

朝駅に着いたら出社前の彼氏がいたのでカフェでお茶をした。今朝の彼氏の可愛いところ言います。夜行バスで職場の最寄り駅に着くよと言えば朝が苦手なのに早起きして会いに来るところ、カフェでコーヒー飲みながら週末にならないかなって呟くところ、私の手に指を擦り寄せて甘えるところ、職場の人にバレたくないと言いながら手は繋ぐところ、以上だ！！可愛いね。

そんな北陸旅行でした。今日は有給をとったので休みでしたが、無理やりとったので明日きっと怒られます。

「湿った布団に体を預けて人生を呪う。明日仕事に行ったら怒られる。どうしようどうしようどうしよう。3日間の旅行で大学時代の楽しさに気づいてしまった。好きなことをして、好きに学んだ日々の尊さを。何故不適合な仕事で悩む日々に帰らないといけないのか。辞めたい」

とツイートするぐらいには病んでいます。この3日間がとても楽しくて、もう地元に帰ってきたくなかった。自分が学んだことを何一つ生かせず、積み上げたことを何一つ使わず、不得意な仕事を嫌いな人間としている。そんなの、人生の無駄遣いに思えて悲しくなってしまいました。精神科に言って高いお金を払って薬を飲んでさ。どうなるんだろうね。

地元以外に帰れる場所が見つかって、私を受けいれてくれる場所が日本にあるってことが分かったのが嬉しかった。嬉しいからこそ、今の腐った現実を呪わずにはいられない。

転職活動をもう一度しないといけない。

公務員はもういいや。もう疲れた。住民のためという意思も、役に立ってるという気持ちもない。ライターになりたいがこの田舎には存在しない。とりあえず民間の事務職になりたい。昇給など社会的地位などどうでもいい。私は疲れたし、彼氏に依存している。

２本の足で立ち続けることが私には出来なかった。1年間で疲弊して摩耗して、フラフラして死にそうだ。北陸はそんな私にとって、過去の栄光と楽しかった日々を思い出させてくれた、楽園でした。

来年も北陸に行きたい。来年こそ仕事を辞めてさ、辞めてなくてもメンタルがいい感じになってみんなに会いたい。人の幸せに嫉妬しない自分で会いたい。引け目を取らない自分で会いたい。

さらば北陸、さらば友よ。私は地獄より地獄的なこの地で生きる。

Hey！トーキョー！(1泊2日東京旅行記)

お疲れ様です、有機栽培です。

相変わらず仕事は辛い。なんかもう月曜日に怒られることが確定してるので胃が痛い。嫌な電話もする。課長面談で「仕事を好きになって欲しい」と言われ、え？トーキョーで転職活動までした女にそれ言う？って失笑した今週にサヨナラバイバイ。私は気晴らしに東京に来ていました。

ついでに来週は北陸です。大学の友達に会いに行く。私の心は、私が救わなきゃ。

そんなことで1泊2日で東京旅行に行ってきました。新幹線が着くまでの間、一番搾りを飲みながら旅の記録をまとめようと思います。酔いに任せてヒアウィゴー！

～1日目～

私の朝は早い。何故なら駅がめっちゃ遠いからだ。6時に目覚ましをかけたのに、5時55分に飛び起きてスマホで時計を確認してがっくし。あと5分寝られたじゃん。

風呂入ってバッチしメイクして、持ってる服でいちばんオシャレなスカートを履く。何故なら向かうべき場所は大都会トーキョー。私の好きな男たちが生活するバトルフィールドだ。

父親にお願いして最寄り駅まで送って貰う。田舎あるある「不測の事態を考慮して前もって行動したら、電車まで無駄に時間あって手持ち無沙汰」を発動させた。40分ぐらい暇だった。

新幹線を待つ間、彼氏にLINEを打つ。前日に通話をしてたら、酔った彼が色々と甘えた本音を漏らしてきて、はよ抱きしめてあげたい気持ちと戦う2日間を過ごしたのは内緒だ。会えない時に可愛いところをみせるんじゃないよ。恋しいじゃないか。

朝8時40分。新幹線に乗り込む。片手にはもちろん一番搾り。

明太子チーズトースト、コロッケサンド、ビールで乾杯さ！！朝っぱらから飲めるのは休日新幹線の特権！！！最高！！優勝！！！

最初は質問箱を返していたけど、だんだん眠くなって爆睡。何とか起きて、東京駅に着く。10分前に北陸から駅に着いた友人と合流して、赤坂よ宿に向かう。そして有名なチョコのお店でバレンタインチョコを買う。彼氏の存在を友人に明かしたら、めっちゃ貶された。それさえも笑える。

そして渋谷へ。北から来たので厚手のコートで行ったら見事に暑くてしんどかった。

茹であげスパゲティ五右衛門で早めの昼食。私は知っているのさ、東京で昼飯を食べる時に安易に複合ビルのレストラン階に行ってはならないということを。絶対混んでるから違う場所でお昼を取らないと空腹で死ぬということを。初めて行ったけど美味しかったです。

今回の旅の最大の目的は舞台を見ることでした。友人が当ててくれた、ジャニーズWESTの桐山照史くん主演舞台「泣くロミオと怒るジュリエット」を見るために、はるばるやってきたのです。

 

こういう横断幕？みたいに舞台の宣伝があるのが嬉しくて珍しくて、思わず写真を撮る田舎者。そしてこのビルに併設されていた東急百貨店のトイレはいままでのトイレの中で一番綺麗でした。友人曰く「住める」

シアターコクーンの入口が分からないまま迷子になって数十分。ようやくポスターを発見。

ひぇぇー格好いいよ桐山照史！！中二階席だったんですが、すごい見やすかった。

ネタバレになるのでそんなに書きませんが、舞台は凄いよかった。語彙力がないので表現できませんが、ラストシーンの視界に入ってくる暴力的な美しさは鳥肌ものです。凄惨な美しさ。救いのない美しさ。

ロミオとジュリエット知らなくて、幕間休憩で必死にWikipedia読みました。あと脚本が「焼肉ドラゴン」の人で納得しました。立ち見の人も沢山いて、すすり泣く声も聞こえ、とにかく圧倒されます。桐山照史演技力やばい。あと1人踊りが段違いでお上手。そして衣装のランニングシャツから見える胸チラに私の胸が高鳴ってた。

話はとっても悲しいし、現実もとっても悲しい。でもそれが何故か面白く見えてしまう。悲しいのに笑ってしまう。笑ってるけど、冷静な自分は笑ってられない。そんな舞台でした。目を背けながら、背けられない事実。

男だらけのロミオとジュリエット。皆さん是非見てください。八嶋智人さんがいいキャラしてます。

3時間もあった舞台です。外に出るといい時間。宿に戻ってチェックイン。赤坂のイチホテルに泊まりました。私と友人の旅のルールは「高くてもツインベッド」。165cm越えの女にダブルベットはかなりキツイ。

友人の父親が転勤族で、毎回私好みの美味しいお店をオススメしてくれるのですが、今回は日比谷の焼き鳥屋とのこと。

Googleマップ片手にメトロへ乗り込んで、日比谷駅に到着。高架下の焼き鳥屋ってことでウロウロすること10分。小さな細路地を発見！

ああ！！なんだか飲兵衛の嗅覚が冴え渡ってきた。この細道、かなり怪しい。この明るさ、炭火の香り、喧騒。もしや？

おおおお！！ユートピアだ！！朝まで飲めるぞ！！道端にはもつ煮とおでん、クルクル回る干物！！桃源郷！！楽園だ！！ここはガード下に居酒屋が密集した横丁。酒飲みが集う極楽だ。

右往左往してようやく見つけたお目当てのお店「登運とん」。私たちが入って満席になるほどの盛況っぷり。

この感じ！！堪らないね！！！お店の人は若い女二人にも優しくて気持ちのいいお店でした。な

友人は酒が飲めないのでコーラをジョッキで。私は酸素を吸うビールを飲むを繰り返す程の飲兵衛なので生1つ。串も豚ガツ刺しも美味しかったですが、本日のおすすめの牛すじ煮込みが格別でした。いいお店、いい雰囲気、最高の土曜日！！

コンビニで沢山お菓子を買って、鬼檸檬堂を2本飲んで嵐にしやがれを見て、お風呂はいって就寝。この堕落した不健全加減！旅の醍醐味ですね。

～2日目～

何故か朝6時に目が覚めて、翌日仕事ということを思い出して発狂しかける。やめてくれ、私は純粋に休日を楽しみたいだけなんだ。

3度寝ぐらいしてようやく2人とも起き始める。プリキュアを途中から見て、女の子のあまりの変身っぷりに「原型ないやんけ」とツッコミを入れた。今回はお医者さんなんですね。プリキュアにすらインテリの波が来てしまった。

そしてゼロワン。友人が仮面ライダー大好きなので、付き合ってみることに。ちょうどテニスの王子様でめっちゃ顔が好きだった手塚国光役の馬場良馬さんが出る回でした。顔が……好きだ……。

新しい仮面ライダー。蛍光イエローでアディダスって感じでめっちゃデザイン格好いいですよね。友人曰く「集合体が苦手な人にはおすすめ出来ない仮面ライダー」らしい。確かに技はゾワッてする。でもめっちゃ面白かった。

銀座線を新橋乗り換え、ゆりかもめに揺られながら空腹のまま目指すは青海駅。私たちはチームラボボーダーレスを目指していた。

空腹を近くのショッピングモールみたいなところで埋める。ベニスモール？名前がうろ覚えだが、アウトレット商品を扱うにしてはすごい内装の凝りようだった。そうなんだよ！！アウトレットモールに必要なのは屋根！！雨でも濡れない屋根！！開放感入らない！！と地元のアウトレットに切れてた。

入場から15分ほど並んだ！事前チケット買っても並ぶんか！！凄いな！！

ロッカールームもすごい人。あと傘もこんな感じで預けられる。設定した数字のまま言ってしまって盗まれたけど。グッバイビニ傘、3時間だけ私のものだった。

コロナウイルスのせいか中国人団体客が少ない東京は白人の外国人が目立つ。すごいな東京、国際都市かよ。そしてチームラボは半分以上が外国人でした。すごいなトーキョー、インターナショナルシティかよ。

ボーダーレスという名の通り、真っ暗の中地図もなく突き進む。半分迷路である。語るより見るべし！なので写真を何枚か置いときます。

お花シリーズ。私たちは「推しを目の前に置きたい」「ひまわりに彼岸花、オタクが好きなお花かよ」「MV撮って欲しい」と興奮気味。これだけで二次元の推し小説が書ける。ひまわり畑で笑う貴方は悲しいのか嬉しいのか。突き抜ける青空は貴方を守ってくれるのか。ああ！！創作意欲が！！沸き立つ！！

あと花弁にさらわれる推しも尊い。

ぽよんぽよんしてた。

KinKiだろモチーフ。光一くんと剛くんだよ。

あっ、チームラボはヒールで行くと結構詰むので、スニーカーで行くことを強くおすすめします。履き替えるのがかなり面倒くさいエリアが何ヶ所かあります！！

網に寝っ転がって寝るのに40分並びました。八咫烏の映像は昔森美術館で見たことあって好きだったので、また見れて嬉しかった。音楽が厨二心をくすぐるんだよね。

50分並んで見た有名なランタンの部屋。肉眼よりカメラを通した方が青みがかって綺麗でした。最後の写真は私です。

楽しかった。ただ目の前に女の人が1人並んでたんだけど、部屋に入る直前で連れを呼んで合流してたのだけが気に食わなかった。凄い狭くなるの、列が。その後違う部屋でも同じようにやってて、それ横入りだからな！おばさん！！息子の目の前で何やってるんや！って1時間並んだ人間は切れてました。広い心持ちたい。疲労は人を器を小さくする。

チームラボ、出る時は外に長蛇の列でびっくりしました。午前中、遅くても昼までに行くことをおすすめします。雨な日曜日だったからかもしれないけど、午後は人多くてやばい。

ゆりかもめで爆睡して東京駅へ。彼氏に頼まれた崎陽軒のシュウマイを購入。あとお母さんと行く前日に「転勤族の男と結婚して仕事辞めるとかおかしい」って言われて大喧嘩したので、気を宥めさせるためのケーキを購入。

そのままカフェで友人と昔やった乙女ゲーの話をしてました。うたプリは学園モノじゃなくてファンタジーだし、カミュ様はワーナー・ブラザーズが監修してる。うたプリのゲームは辛辣な待遇を受け続けた後に後に、ようやく最後に突然甘くてびっくりしますよね。手のひら返しがやばいし、主人公は心療内科の先生だと思います。大好きですけどね、カミュ様。

来週は北陸で友人と会うので、大学生ぶりに「また来週」と言って別れました。いい言葉ですよね。もう言えないなと思ったけど、もう一度言えたのが嬉しかった。「また来週」私たちの友情は続く。

そして今、一番搾りを飲みながらこのブログを書いていました。いやー良かったです、トーキョー！！前回は挫折と諦めで東京が大嫌いになった旅でしたが、友人と共に観光客気分で来るには楽しい街でした。

でもやっぱり一人では住めないと思います。観光客という身分があるから、帰らなきゃという期限があるから私はこの街で夢が見れました。ただし、この街で私はどうしても異分子で、どうしても寂しい。事実、旅行中も彼氏に会いたくて仕方なかった。心細くさせる街です。どこまでも馴染まない、他人行儀なトーキョーです。

でも楽しかった！！あー帰ろ！！明日が嫌だな。マジで嫌だな。どうにかなんないかな。誰か救ってくれないかしら。うだうだ現実に頭を悩ます時間がやってきました。魔法の時間はここで終わり。王子様は来ません。

一番搾りを飲み干して、そろそろ駅に到着です。グッバイトーキョー、ハロー腐った現実。そこが私の帰るべき場所。

どうしようもなく私は田舎者で、トーキョーは私に振り向いてくれない。片想いもいいところだ。