夏さ、また。

日々のことを、だらだら書いてるだけです。

花火大会(射水)

 

 お疲れ様です。有機栽培です。  

 

 コロナのせいで随分と夏祭りに行っていません。といいますか、そもそもやっていません。屋台で飲む生ビールも、焦げたソースの匂いも、泣き叫ぶ迷子の声も、ちょっとしたスペースで輪になってたむろってる高校生も見ません。業務用の照明にたかる蛾も見てません。

 

 夏と言えばお祭りという考えは、田舎特有なのかもしれません。東北は大きい祭りを中心に、色んな場所で小規模な祭りを行うので、8月の週末はどこかしらか花火の音が聞こえたものです。

 

 そんなことをいいながら、私の中での歴代花火は岐阜と富山だったりします。東北関係ないやんけ。岐阜は長良川の花火大会と、露天風呂から眺めた花火。そして富山は射水市で行われる花火大会。どちらも思い出があるのですが、今回は富山県射水市の花火大会についてです。

 

 iPhoneで数年前のあなたは花火大会に行ってましたよ!って画像が表示されたので、思い出しながら書こうと思います。

 

 私は当時富山市に住んでいたのですが、富山の祭りといえばおわら風の盆と言われがち。残念、市内の学生はそんな観光客が駅を逼迫する祭りなんぞ行かないのです。

 

 我々が行くのは、5月~6月に行われ、これほどがと出店が出る山王まつり。通称さんのさん。ベビーカステラの屋台を初めて見ました。これは食べることがメインなので、生ビールやコンビニで買ったストゼロ片手に友人と毎日授業終わりやバイト終わりに総曲輪に出かけました。

 

 神社には移動式の古風なお化け屋敷も来て、裏手にある古いラブホ、スーツのヤバそうなおじさんたちも相まって昭和レトロ感もある。友人はトルコアイスの屋台でなかなかアイスが渡されず可哀想だった。

 

 あとは8月初めに行われる北日本新聞納涼花火なんですが、これは基本前期のテストとレポート課題と被る。そのため、ついぞ4年間で1度も見ることができませんでした。泣く泣く音だけ聴きながら、苦手なドイツ語の単語を覚えたり、ビール片手にベランダから見た思い出。結構悔しかったです。

 

  花火大会に縁がない私。でも一度だけ浴衣を着て出かけたのが、射水市で行われる富山新港花火大会でした。しかも学校で一番可愛い女の子と一緒に!!これはデートです。デートでした。実家から取り寄せた浴衣を着たんですが、当時金髪だった有機栽培。見事に浴衣が似合わない。でも友人はくっそかわいいから全然いい。確か長めにバスに揺られて、路面電車(市電)に乗った気がする。

 

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高岡の10段ソフトだと思われる。ものすごく高いので、早めに食べないと溶けます。


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  現地について早速焼きそばと焼き鳥、そしてビールを飲む我々。結構出店も出てました。この花火大会は場所取りが命なので、明るいうちから行かねばなりません。

 

 この富山新港花火大会の大きな特徴は、海上花火であるということです。通常の山や川で行われる花火大会では、近隣に住宅があるためどうしても見えにくかったりするのですが、海の上は何もありません!!見やすい!!心無しか花火の大きさも大きいように思います。ド迫力の花火は海上花火ならでは!!

 

 そしてもうひとつの特徴が、船があるということです。会場になります海王丸パークは船があるということです!!昼間の様子を見てみましょう。

 

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富山県が作っているポスターを拝借しました。余談ですが、私はこのポスターシリーズが大好きで、心が疲れた時に見ると、富山の持つ空の青、海の青、川の青、そして山の緑、雪の白といったコントラストが心にしみます。駅とかにも貼ってあるので是非。

 

狙えば花火と船が取れる、珍しい花火大会。それが射水の富山新港花火大会。というわけで、写真下手くそiPhone6世代(当時)の私の写真を見て見ましょう。

 

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 下手くそ!!花火撮るの難しい!!こんな感じで場所取りさえすれば船の裏手から花火が上がるのが見えます。富山市内じゃないのであまり人も少ないからあとは腕と機材次第です。

 

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照明弾で海賊に襲われてるように見える。

 


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これはちょっといいかもしれない。引くと、船と花火の全景を撮ることができます。周りは一眼レフガチ勢が沢山いて、確かにこれは撮りたくなっちゃうと思いました。


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船が全く関係ない花火。大玉がバンバン上がります。


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 上ばっか見るなかれ。海面スレスレからも花火が上がります。これは好きな写真のひとつです。すすき野原のような花火が空の下の方を埋めつくします。


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実際はこんなふうに、左手にすすき野原、右手にスターマインという2層構造になってました。どっちを見たらいいかわからん!!もういいスマホ越しじゃなくて肉眼じゃ!ってなり、写真が極端に少なくなってました。


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画質が悪いですが、いい感じ。これを!!高画質で撮りたかった!!悔しい!!


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最後に一番のお気に入りでおしまいです。花火が光の雨となって船に降り注ぐ姿は、神の御加護のようですね。祝福。

 

 素人でもiPhoneさえあればこの写真が撮れるので、インスタ映え(死語)を狙う人にはかなりオススメです。

 

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右が友人で左が私。背が高いせいか丈が足りないのは許してください。なお、当時は下駄や草履が大好きで、サンダル代わりに使ってました。歩きにくいし自転車も漕ぎにくい。友人曰く「音でお前が来たのがわかる」と言われてました。ウケる。

 

帰りも路面電車に乗って帰って、かなりの行列だったんですが、そもそも富山県は人口が少ないので、混雑もたかが知れてます。車は混むかな?でも秋田や長岡の花火大会に比べたら大丈夫です。

 

富山県は夏のお祭りも多く、魚津のたてもん祭りといった特殊なものや、海上花火大会も多くありますので、ぜひ夏の富山に行ってみてください。最近はコロナで残念ながら中止になってますが、再開したら是非!!金沢より宿代や魚が安いし、人も少ないので疲れないよ。金沢も大好きですが。

 

以上の写真は2017年のものでした。懐かしいーー!学生に戻りたいー!!!