夏さ、また。

日々のことを、だらだら書いてるだけです。

転職したいときに歌いたい曲4選

 お疲れ様です、有機栽培です。

 皆さん転職したくないですか?

 

 私はしんどい。毎日しんどい。職場で涙を滲ませて、目薬で誤魔化す。2時間に1回トイレに立って、泣くか蹲る。上司に怖くて話しかけれない。普通の仕事に時間がかかって、定時から第2ラウンドが始まる。書類は落ちるし転職活動はうまくいかない。まず、書類を書く時間が無い。職場で泣いて、車で泣いて、湯船で泣いて、布団で泣く。薬を飲む。朝日を恨む。人生を呪う。

 

 一言で言えば転職したいんですが、中々前向きにれない。前を向けない。鬱になる。そんな時はカラオケに行って2時間ぐらいガンガン歌うのが趣味です。大体気分が落ち込んでいると好きな曲は思い出せないし、ネタ切れになるし、明るい前向きな曲を歌ったら温度差で窒息死しそうになります。USAなんて歌ったら血を噴くぜ。

 

 そんな時に自分を慰めてくれて、明日から頑張ろうと思える『マスト曲』を皆さんに紹介したい。辛い時ほど歌詞の意味に敏感に反応すると思うんです。少しでもよりよい明日と睡眠のために。腹立つ上司が腐った死体で見つかるように願いながら、カラオケで大声で歌って発散してみてください。副題は『死にたい君に捧ぐ4曲』です。

 

 

 

 

 

 

①HALF  女王蜂

 

 2018年4月発売。大人気アニメ『東京喰種』のEDテーマとしても有名ですね。YouTubeにMVがアップされているんですが、引き込まれるから見てほしい。

 

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 注目してほしいのはボーカルのアヴちゃん。男でも女でもない、性別不祥なアヴちゃんが持つ圧倒的なオリジナリティが、迷ってる自分に対して指し示す光になってくれる。自分に対して自信が無い時や、この道でよかったのか、はたまた本当は違うこと仕事をしたいときに聞くと、自分が信じる道こそが心理だと教えてくれるのだ。力強い歌声が、間違ってないと背中を押してくれるのだ。

 

 そして歌詞である。

 

『憧れとコンプレックス 大渋滞

 カーステでノリノリ カーストは飽き飽き』

 

 特に現公務員の私には突き刺さる。憧れて勉強して入庁した職場の実態は、カーストと前任者ファイルとはみ出ない人間たちの有象無象。でも憧れた職だったから、辞めれない。

 

 

『誰かのせいにはしたくないよ 

 生まれてみたいから 生まれてきただけ

 

 別に好きで不幸になったわけでもない。好きでこの状況に陥ったわけでもない。生まれてきてごめんなさいと謝りたいわけじゃない。ただ、生まれてみたかっただけ。簡単に生まれてきて何が悪い。自由に生きて何が悪い。

 

 

『もうカッコつけてくしかないじゃん

 そのまま そのまま降り注ぐ光』

 

 サビなんですが一番好きです。こんなにダメな自分でも、職場で役立たずの私でも、世界で独りぼっちな状況でも、カッコつけていくしかない。寿命まで生き抜くには、他人の声がひどくても、私の信じるカッコよさを貫いていくしかない。好きな服着て、好きな髪形で、好きなコスメで彩って街を歩こう。今の職場が嫌なら辞めて、カッコいい自分に戻ろう。この職場で頑張るんなら、好きな形の靴を買いに行こう。就活生なら、きれいな笑顔で面接官を全員振り向かせてやろうぜ。

 

 何かしら武装して、全員倒してやるよマインド。そうなれる曲です。大声で叫べ。

 

 

 

 

②声 THE BACK HORN

 

 ニコニコ動画にあったMADで知った曲。元の動画は削除されてしまったが、有志が再アップしてくれているので、機会があったら見てほしい。宮藤官九郎が脚本だったことで知られる実写化「ピンポン!」の原作漫画を基にしたアニメが、フジテレビのノイタミナ枠で放映されていた。Amazon primeにアニメは全話あるので、ぜひ見て欲しい。何か自分だけの「夢中になれるもの」を渇望したくなるし、「才能」の二文字に打ちのめされる。それでものめり込んで、現実の不甲斐ない自分自身と比較してしまいながら、一気見してしまおう。

 

えっ、死にたくなるって?大丈夫。不思議と清々しい気持ちになるから。

 

 曲の紹介をしよう。私にとってこの曲は夏の部活だ。学生時代の、空の突き抜ける青、生い茂る木々の緑、教室の窓枠の銀色に、雲とワイシャツの白。そんな情景が地面から喉を通って脳へ突き上げる。一瞬で学生時代の夏の部活へ、大会へ、友人と毎日帰った通学路へタイムスリップさせてくれるんだ。ポカリスエット飲んでほしい。

 

『蝉色の雨に消えた残像』

 

 バクホンはいちいち歌詞が格好いい。切り取って額縁に飾るんじゃなくて、和紙に墨で書き連ねたい思いだ。時が止まって周りに置いて行かれる絶望感は、昔も今も大差ない。そしてボーカルの声がとてもいい。脳内で反芻させながら歌うとめっちゃ気持ちいいのが特徴だ。言い切りたいでしょ?こんな格好いいメッセージ。そうやって感情移入していくのが楽しい楽曲なのだ。

 

『今走り出す何処までも 新たな旅路を行く

 決して振り返ることは無く

 この限りない情熱で 果てなき日々を超える 

 ずっと探し続けてゆく』

 

 転職~~~~~~!!!!!!もう転職したい自分を圧倒的に擁護!!!親の目線によって妥協して就職した会社で辛い人、学校でくすぶってる自分、運に見放されても情熱だけは持っている貴方。バクホンは全てを包括して、ぶん投げてくれる。行くしかないって思わせてくれる。布団から出ないとなって気持ちにさせてくれるのだ。あと本当に歌うと気持ちいいから、カラオケで歌ってくれ。そしてピンポンを見てくれ。

 

 何かに熱中してたあの夏休みを思い出させてくれる。心の情熱に火をともす力がある曲だから、魂で叫べ。

 

 

 

 

 

 

③ 象 関ジャニ∞

 

 ジャニオタの贔屓のグループの楽曲紹介か?ジャニーズなんて興味ない?者ども黙れ!天下の高橋優様の作詞作曲やぞ!!メッセージ性の塊が鈍器となって襲い掛かってくるからな!!!って曲です。エイターから人気のこの曲。バリバリのロックです。個人的に聞いてほしいのは渋谷すばるがグループにいた頃の象。彼の声もバクホンと一緒で『受け入れてくれる』んですよね。悲しみ憎しみも全て内包して、背中を押してくれる。そんなアーティストって中々いないでしょ。

 

 『そう今でも段々僕ら強くなってく 案外どんな夢でも叶えられるよ

  その手で掴み取れ 幸せがある!

 

 夢を叶えたら幸せになれる。私たちが見落としていた圧倒的な方式に気づかされる。そのためには絶対あきらめちゃいけないし、行動しなきゃいけないし、少なくとも死んでたら始まらない。死体にような日々の中で忘れていた、幸福への渇望を呼び覚ましてくれる。周りみたいに鋼のような強さは無いけど、明日も泣くかもしれないけど、案外飛び込めば簡単かもしれない。強制ポジティブ仕様にしてくれるのが、この曲の魔法である。

 

 『傷跡隠して微笑む 君の優しさを知っているよ

  生まれてきてくれてありがとう 一人きりじゃないよ

 

 励ましてくれる曲は世界に無数にあっても、傷に寄り添って頷いてくれる曲は少ない。特に病院で薬をもらいながら、学校や仕事に通ってる人間にとっての最高の処方箋『自己肯定感』を与えてくれる。『生まれてきてくれてありがとう 一人きりじゃないよ』は前述した渋谷すばるのパートである。彼の力強くも男らしい、なのに何故か地合いを感じる声を思い出しながら、言い聞かすように歌ってほしい。生まれてきてくれてありがとう、一人きりじゃないよ。

 

 自分が今どの方向を見ているのか分からない。何をすればいいのか分からない。消えてしまいたくて、擦り切れそうで、しんどい。そんな暗闇の中にいる自分を、関ジャニ∞は許してくれる。

 

 

 

 

 

 

 

愛が呼ぶほうへ ポルノグラフィティ 

 

 にわかだけどポルノグラフィティの中で一番好き。中学生のころ因島が舞台だった本が課題図書で、その読書感想文を書いたときに知った曲です。親でも親戚でも先生でも近所の人でも友人でもバイト先の同僚でもさ。誰でもいいけど、1人ぐらい人生で優しくされたことがあると思うんだ。そのことを思い出させてくれる曲です。愛っていうと仰々しいけどさ、優しさだったり思いやりだと思うと、いつも支えてくれた事実に気づかされる。

 

 

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『花が空に伸びゆくように 海を越える旅人のように

いつも導かれているでしょう 愛が呼ぶ方へ』

 

 shortバージョンには無い部分なんだけど、ラスサビ前です。当たり前のことってなかなか気づけない。私たちがふと歩いているのも、何かの引力に引かれてるのかもしれない。辛いときに連絡を取りたい相手も、縋りたいものも、全ては愛があるからなんだよね。愛があるから、手が伸びるんだと思う。だから、自分は心が無いとか思っちゃいけないよね。

 

 『僕を知っているだろうか いつも傍にいるのだけど

 My name is love ほら何度でも 僕たちは出会っているでしょう?

 そう 永遠で一瞬で 君にとっての全てだ

 遠くから 近くから 君のことを見ている』

 

 説明がいらないと思うし、実際に今日カラオケで歌ってたら涙があふれた最後の一節だ。死にたくて辛くて悲しい時って、自分VS世界ってぐらい孤独なんですよね。全員がエネミーで、隙を見せたら襲い掛かってくるように思える。自分の今の不甲斐ない現状を見せてたくなくて、強がるのも疲れるから誰とも連絡を取ってないのもあって、ひとりぼっちだと錯覚してしまうんだよね。そんな時に言い聞かせるように歌うと、今まで自分と関わってくれた一握りの優しい人たちを思い出すことができる。

 

 そんな人たちに胸を張って会えるように。劣等感を払拭できるようにと前向きになれる。同時に、ここまで救ってくれた人たちに、自分の死体は見せれないなと再確認することができる。SNS社会にとって、『遠くから 近くから 君のことを見ている』という言葉はまさにそうだろう。周囲に人が居なくても、SNSで毎日ツイートを確認してる、LINEのタイムラインを確認してる。顔も知らないけれど、それも確かに愛なんだと思う。

 

 愛されてるから、愛してるから、泣かない日々のために一歩、歩みたい。

 

 

 

 

 

 

 そんなわけで転職したいときに歌いたい時4選でした。気圧の変動でメンタルも乱高下を続けています。そんな時に聞いて、誰か一人でも救われたら幸いです。力強い歌声の楽曲ばかりなので、本当に弱ってるんだな自分と再確認できました。弱ると強いものに依存したくなるものです。余談ですが、惜しくも紹介できなかったんですけど、星野源ドラえもんもなかなか心に効くのでおすすめです。

 

仕事辞めたいけど面談を言い出すのが面倒だし、毎日泣いてて大変なんだ~~!!

たすけて、ドラえも~~~~ん!!!!!!!!!!!(マジで)

 

 

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