夏さ、また。

日々のことを、だらだら書いてるだけです。

ワンルーム半同棲の地獄

2年以上一緒に暮らしてるが、そろそろ限界。人間としては好きなのだが、部屋が狭いだけでイライラする。部屋さえ広ければ些細なことで嫌いにならないのに。

 

これから同棲する人は絶対2部屋以上ある家で暮らしてください。狭い部屋は人間不信になって、百年の恋も冷めます。好きでい続けたいなら、黙って家賃を払うんだ。

 

付き合って7年目。最初の3年間は地元で過ごし、実家暮しの私が週末車で彼の家に通った。私が転職を機に上京して、1年間は遠距離恋愛になった。そして彼が東京に転勤になり、2年間は半同棲となっている。そして今。

 

半同棲と言っているが、365日のうち340日は私の家に住んでいる。私の部屋はワンルームの7畳。一人で暮らすにはちょうどいいが、二人で暮らすとなるとかなり狭い。

 

元々上京する際、大学生の頃より少しだけ広い部屋に住もうと思い、1畳だけ広くなった部屋を自分の城にした。収納が十分にあるため、床にものを置かない部屋を目指した。家具も家電も全て色を統一して購入したのに、彼の荷物で溢れた床を見てげんなりする。

 

転勤の時、紆余曲折があった。東京に実家がある彼は急に家賃補助が出なくなった。それなら実家に帰ればいいのにと思うのだけど、また転勤があるからと安いアパートを借りて家具家電を置いている。そのまま、我が家に住み着いて今に至る。私は都内に自分の部屋しかないのに、彼はアパートと実家と居着いた家と、居場所が3箇所もある。フェアではない。

 

住宅補助が出ないと言うので、家賃は貰っていない。生活費だけ折半している。彼が住んでいるので、自ずと私の生活スペースは半分ぐらい。しかもインドア派で家にいることが多い。シーツを洗いたいけど邪魔だ。そろそろ洗わないとまずいよって言っても無視される。

 

でもアレルギーだからって鼻をかむ。ゴミはゴミ箱に捨てて欲しいのだが、布団の周りに散らかす。翌朝、私が拾って捨てる。アレルギーだからと言うなら、率先して掃除機をかけたらいいのに。ゲームセンターでとってきたぬいぐるみが溢れて掃除の邪魔だけど、アレルギーだから自分の家には置きたくないんだって。ここに暮らしているのに?

 

電子タバコの箱が食卓に乗っている。使った眉毛カッターがオーブントースターの前にある。片付けてはくれない。衛生面の道具と食事の道具が同じ場所にあるのが耐えれない。それなのに、服に着いた汚れはコロコロをかける。

 

服が多いので持って帰ってくれと言うと、イライラするなと言われる。押し入れのクローゼットは服が多すぎて、服を探すのも苦労する。この前イライラして片付けたのだが、半分以上彼の服だ。しかも鞄もクローゼットの服に挟むように置くので、さらにスペースが限られる。

 

彼に衣装ケースを貸与しているが、中には使わないSwitchが入っている。それを持って帰って、服や鞄を片付けて欲しい。あなたが来てから、私は服を何回も断捨離したけど彼は捨てない。靴も増やす。アパートにある靴棚を持ってくるからって言って、1年半後に持ってきた。言ってもなにも動かないのだ。

 

大きな肉を焼く。丁寧な火加減で焼く。それは嬉しい。地味な味の料理を作らない。ハレの日の料理だけ作る。作ったあと、食べたあとに皿を洗わないのは飲み込んだ。翌日でもいいよ。でもキッチンが狭いから包丁だけはその日のうちに洗って欲しいとお願いしても、翌朝まな板と共に放置されている。怪我をするかもしれないからと言っても直さない。

 

自分の洗濯物はネットに入れるこだわりはあるけど、アトピーで掻きむしって汚れたシーツはそのままにされる。生理が来て汚れたら女は洗うのに。そしてまた、ベットの横から使ったティッシュが出てくる。コードの配線も綺麗にするようなケースを買ったけど、旅行で充電器を持っていくとに荒らされる。

 

冷蔵庫が小さいとわかっているのに、瓶詰めの調味料を買ってくる。そして使ったまま倒して収納する。賞味期限とか把握してるのかな。なのに高級ワサビを買ってくる。賞味期限切らすのに無いと機嫌が悪くなる。炭酸飲料を飲んだら次のボトルを冷やさない。氷は彼専用なので使えない。飲み終わったペットボトルは放置される。変なカップ麺も買ってくる。ニンニクが強いものやジャンクなチーズを買ってきては、リビングで食べようとする。最近は台所で食べてもらうが、罪悪感がある。

 

ものが無くなった時、最後の使用者という自覚がない。料理をして、砂糖が自分の分でかなり少なかったら予備から足せばいい。なければ教えてくれたらいい。次使う人は私が自分しかいないのに、なにも言わない。その後、私が使う時に無いことに気づいてスーパーに行く。洗剤、柔軟剤、ボディーソープ、トイレットペーパー。今まで実家で優しく育てられたんだと思う。

 

掃除機をかければ掃除は終わりだと思ってる。床を拭く、流しを磨く、風呂掃除とトイレ掃除という概念はない。テレビに積もったホコリ、あなたが買ってテレビ前に並んだガチャガチャも汚れるのだ。風呂掃除は表面の髪の毛を取ることだと思っていた。2年間、排水溝の蓋を取ることを知らなかった。燃えるゴミの日を覚えてくれないので、虫が嫌な私が捨てている。床が汚れても拭かない。私が地面に這いつくばって床を拭いてるのを見て、八つ当たりだと思っている。

 

私の皿の乾かし方が雑だという。しかし、彼は縦で乾かすせいで皿が落ちて割れる。ここ2年、私のお気に入りのマグカップも小皿も割ったのは彼だ。狭くて仕方ないから、安全に片付けやすいように置いているのに、彼は乾かすことだけを考えている。そしてまた皿が落ちて割れる。

 

家のドアの立て付けが悪かったので、必ず押し込んで鍵を閉めることをルールにしていた。ある日、夜中に帰ってきた彼は鍵を締めることも忘れ、半開きのままだった。家で初めてゴキブリがでた。責任をもって処理して貰ったが、清潔に保とうと思っていた私にとってかなりのショックだった。嫌になって家出した。

 

家出をたまにするのだが、家賃7万円は私が払ってる。馬鹿らしくなって数時間後に帰ると、私が買った布団に寝ている。無呼吸症候群のCPAPのコードがあるからと、快適な外側に寝ているので、私は壁に追いやられる。朝早く目が覚めるが、彼が怒るので休日は10時まで動けない。本が読めない。

 

友達が家に泊まる時、伺いを立てる。殆どは出てくねって言われるが、急な時は断られる。これから他の家に行きたくないと言われる。そんな時、私は友人と楽しく暮らすためにこの家の家賃を払っているのにおかしいなって思う。毎月やってた友達との通話をやりづらくなって最近していない。外を歩いたりして通話しても、途中で悲しくなる。でも彼が言うことは正しいという論調があるので、否定はしない。彼は年上だから正しいので。

 

半年間ぐらい生活費が貰えなかった。スーパーの支払い、電気水道は基本私が払う。それを覚えてる限りスマホのメモに残す。月に1度送ってお金を貰うというルールだ。最初は合計値もだして上げてたが、なんで私が金まで立て替えて計算までしないといけないのだろうと思い、数字の一覧だけ送るようになった。

 

すると、スマホ1台じゃ計算できないからと滞納するようになった。紙とペンがあるけど面倒なんだと思う。スマホのメモに数式打てば簡単にできるよって言っても無視された。9月の生活費を1月に貰った。それも、最初はバーコード決済で送ると言うから、現金でくれと答えた。飲み会の幹事で現金が手元にあると言うので、出先で貰っても困るから家でくださいと言うと、渡さなない。9月から12月まで、家賃も生活費も払わない彼はヒモだった。30歳超えてるのに。

 

旅行に行ったキャリーバッグをずっと放置する。旅行から帰った日に片付けたらいいのに、ずっと床に置いてあるから邪魔だ。その上にコートとスーツのジャケットを重ねていく。なんでも置いていい場所を作らないで欲しい。掃除の邪魔だ。大きい激辛ペヤングとか、実家に持って帰りなさい。

 

風邪を引いて寝込んでいる。実家に帰れば?と言ったら、親に帰っくるなと言われたらしい。彼のメンツ的に、私の暮らしているのは内緒なんだって。高熱出してる中帰すのも可哀想なので寝させている。体調が悪くなった段階で家を出て欲しかった。そもそも、この家に居座らずに流動的に行き来していれば、こんなことにならなかったのに。

 

だらしがない。これは2部屋ある同棲だったら解決できるイライラなんだろう。でも彼は来年か再来年転勤で地方に消える。そしたら私は一人東京に暮らし続けるので、この7畳は手放せない。私だって引っ越し代はかけたくないし、彼が壊した部分もあるこの部屋の退去費を少しでも減らすために住み続けたい。

 

映画も見れない。見たい動画もアニメも、気分じゃないと断られる。スピーカーで動画を見ていたら、音が大きいと言われる。寝る前のスマホのライトが眩しいと言う。寝る前にショート動画を流したりしてるのに。料理中や皿を洗ってる時に話しかけたら「聞こえない」と怒られる。私は話しかけられたら火や水の音を小さくして、耳を傾けてるの気づいてる?なんで私が話しかける時だけ会話が成立せずに怒鳴られなきゃ行けないのかね。

 

本を読んでると怒ってる?寝ない?とか話しかけてきて邪魔だ。自分の時間は彼が遊びに行ってる時と、通勤時間だけ。よく日記本やエッセイ本を編集できたなあって、妙に納得する。この人間をあやす時間がなかったら、資格勉強とかできるのに。

 

すぐに「頑張らないでいいよ、無理しないで」と言ってくるけど、私が頑張ってこの生活を維持しているのに?と腹が立つ。自分へ言い聞かせているだけだ。申し訳ないから自分がスーパーで買ったお惣菜とかのお金は請求しないよって言ってくるが、週末の買い出しも飲み代も全て割り勘なのにね。家事を強要すると「人の家だから勝手が分からない」と言う。2年住んだ他人の家の気分はどうだい。

 

3月になったら別居を申し出よう。家も家電もあるんだから、一人で暮らして欲しい。家事のやり方とか思い出した方がいい。思えば、地元にいた時、私しか車がなかったから、2年間毎週健気に通ってたのが悪かった。ブラックな公務員時代、23時に仕事が終わって、コンビニで仮眠して、1時間半車を飛ばして彼に会う。起きたら水周りの掃除もしたし、作り置きも沢山作っていた。

 

それが初めてできた彼氏に対する感謝の念だったり、健気な彼女というアピールだった。こんなブサイクで性格の悪い女と付き合ってくれたのだ。嬉しかったね。

 

いまもいい人だから、広い家に暮らしたい。自分の時間が欲しい。それがバラバラに住みたい。2年間も私の家に住んだんだから、さすがに広い家に暮らしたい。私の家こそサブみたいな扱いにしてくれ。

 

病気になったら怖いよって健康保険の加入をおすすめしたら興味を持っていた。自分で資料も取り寄せたのに、納付書を持ってくのが面倒だからって入らないし。なのに政治については説明してくる。知らねぇおじおばの就活こと選挙よりも、入院した時に貰えるお金とかの方が身近なのにね。なんで身の回りの事ができないんだろう。

誰かがやってくれるからなんでしょうね。

 

この前食中毒で私が倒れたんですが、旅行から我が家に帰ってきた時、臭いの強い唐揚げを沢山買ってきました。臭いが強くて吐き気が増して、恨み殺しそうになった。熱出て寝込んでるのにね。そんな扱いしか受けてないんです。酒飲んで家帰って支離滅裂に怒ってるとか、風呂に入らないとか文句言われたんですが。1人だったら風呂キャンして翌朝シャワー浴びても迷惑は最低限だと思うんです。暑いからって寝る間に布団を剥ぐとか言われても、あなたが自分と家のベットで寝れば解決するんです。

 

私が悪いことも、この人が家にいなければ解決するじゃんって人のせいにしてしまう。だからやっぱ、しばらく別居した方がいいんだと思う。私も酒癖を落ち着かせるから、君も生活がだらしないのやめな。金は払え。同じ部屋にいる時間を減らそう。願いです。

 

誰にも言えないからここに書いた。とても性格が悪い女でしょう。あんなに付き合った時は嬉しかったのにね。朝の通勤電車で腹が立って書いたけど、帰りに「パンを買ったよ」という連絡に絆されている。99円で買える安い愛。清濁飲み込んで生きていかねばならない。私だけの自由にできる場所は、通勤電車の椅子しかないという事実が悲しい。居なくなったらなったらで悲しいのだ。LINEが来たら元気が出て、一緒に過ごすことを考える。でも彼という人間を変える元気も責任もない。諦めが勝った。

 

今日はやけ酒しよう。ワインを買った。具合の悪い彼はリビングで寝てるので、台所で立って飲んで寝る。明日は友人と焼肉に行く。スーパー銭湯でゆっくりする。

 

数年間の恨みでした。自分のことは自分でやりましょうね。人に言えないことは募って爆発する前にネットに書くのが吉です。手と口が出る前に、昇華して成仏しますように。好きなのにね。部屋さえ広ければ許せるのにね。好きと嫌いの反復横跳びがしんどくて、一人で公園のベンチに座ってたい。沢山の人がいるのに、誰もこっちを見ない通勤電車しか気持ちが休まらない。

 

 

 

 

愛がどうした

大学の同級生と遊んでいると「彼氏が欲しい」という話を聞くことが多い。SNSのリア垢を見ても「マッチングアプリをダウンロードした」という呟きを見かける。来年には30歳になる。同世代には既婚者や子持ちが溢れている。焦燥感に悩むのもおかしくない。

 

「彼氏が欲しい」「恋愛がしたい」という言葉が持つ歪さ。彼氏が欲しいというのは、彼氏に適した人間とお付き合いしたいという状態を指し示す。恋愛をするために、彼氏というポジションに置ける人間を探すということ。1人では出来ないことなので、誰かを引き入れないといけない。

 

愛とは、貴方だからこそ自分の全てを差し出したいと願うことだと思う。何億人もいる人間の中で、貴方だから好きなんだと思えること。思いが通じあった唯一の人。

 

探すために街コンやマッチングアプリを使って人に会うことはわかる。でもさ、「彼氏」が欲しいからと付き合った相手はエゴに巻き込まれた人だ。不誠実な感じがする。付き合ってから恋が始まればいいと思うけど、「彼氏」「彼女」が欲しいからと出会って意気投合するって、なんか相手を軽んじているように思うのだ。愛という運命的な出会いに支えられた神秘に対して、いささかカジュアルで配慮がない。

 

そもそも、恋愛をしないといけないって社会構造がおかしいよ。恋愛と結婚だけは他人に恥じらいなく自慢できる幸せってのも疑問が残る。恋愛と結婚をしたら一人前みたいな風潮。出来ない人間は仕事を頑張っているから機会を犠牲にしたのねっていう察し。なら仕事を頑張らないで結婚も恋愛もしない生き方は、人として55点になるのか。ふざけるな。

 

必死になって相手を見つけて、恋愛して、結婚してさ。ママ友ができてランチを食べてさ。必死に人生のモデルのような道を歩む。幸せだと思うよ。でも夜中に車を飛ばして映画館で何本も鑑賞する休日や、銭湯で足を伸ばす幸せも同じぐらい幸せだと思う。なんで恋愛と結婚だけ持て囃すのか。

 

おかげで、みんな無理してまで「恋愛」をする。そのために彼氏を作ろうと躍起になる。女の賞味期限は30代までという流れがある。焦燥感で震える。何かしなきゃ、見えないリミットがやってくる。

 

恋愛なんて趣味のひとつに降格させよう。ただの趣味。感情に起因する異常な状態である愛を、社会の構造の肝に座らせたのが間違いだ。愛は嗜むものでいいじゃないか。私が人に見せる証明書は普通自動車免許だけだ。彼氏がいることが社会的信用に結びつくのはおかしいだろ。ペーパーテストも実技もないぞ。

 

恋愛を尊ぶなら、何歳からでも恋は始められるよって喧伝してくれ。しないだろう。マジョリティである既婚者が途中で恋を始めたら家庭が崩壊するから。家族を手にした人間が子供を産んで日本を繁栄させる。家族を持った人が偉いよね。偉いから、自分たちが生活しやすい構造ができあがる。

 

一人で頑張らない程度に仕事して、納税している。借金もない。私の肩幅程度の領分を必死に守っている。人に迷惑をかけないように生活している。なのに、恋愛と結婚に負ける。40歳になったら孤独に狂ってるぞって後ろ指を指されるのか。

 

恋愛が出来ない人は不幸なんておかしいだろうと怒っている。友人たちが好きな人と付き合って幸せだと感じることがあれば大喜びだ。ずっと幸せでいて欲しい。幸せへの手段が恋愛と結婚しか思いつかないような世の中が嫌だ。もっとあるなら教えてくれよ。立派なんだと背中を押して欲しい。ゼクシィは若すぎる女の子を使うのをやめろ。

 

小説だって恋愛小説と同じぐらい、推理小説があるんだから。実生活で恋愛だけ持て囃すのはおかしいだろう。料理本が好きな人もいれば、図鑑が好きな人もいる。適度なジャンルとして他のものに埋もれるぐらいの扱いでいいだろうに。

 

恋愛を尊ぶな。愛がどうした。人類の幸せのモデルケースなだけじゃないか。30を前にしてなんで焦らなきゃいけないの。なんで結婚しないと一人前じゃないの。ただの趣味趣向じゃないか。

 

長い人生の孤独を埋める手段にとって適切だと言うのかい。そんなわけが無い。結婚した人が社会を作ってるからそう思えるだけだ。孤独を埋めた人を透明な存在にして、見えなくしただけだろう。恋人と遊ぶことはデートと呼ぶのに、友人と遊ぶことに特別な名前が無い。恋人との予定を優先する人もいる。その差はなんだ。先着順でいいだろうに。

 

私は恋愛と結婚を否定したい訳じゃない。したい人はご自由に。ただ、しないことて不利益を被るのは間違っていると思う。そのために恋愛を始めざるをえない状況自体が不誠実だと思うのだ。ご自由でいいじゃない。してる人もしてない人も平等に。愛がどうしたってんだ。

 

【て-40】文学フリマ東京に参加します!! - 夏さ、また。

↑11/23日曜日に東京ビックサイトで行われる、文学フリマに参加します

 

 

 

アザラシさん

「家族が増えました」という題名や書き出しから始まるブログや記事を見かけた時、大概は結婚か妊娠か出産かと予想を立てて読んでみると、やれペットを飼ったというものが多い。

 

  別に芸能人が犬や猫を飼おうがどうでもいいと心底思うのだが、何となく一呼吸を置いて開いてしまう自分の臆病さが悔しい。別にどうでもいといいながら、田舎生まれの噂好きが顔を覗かせてしまうのだ。そしてそっと、そのページを閉じるのは変わらないというのに。

 

さて、そんな前置きで申し訳ないのだが、人生で一度ぐらい使ってみようと思う。「家族が増えました。」それはアザラシのぬいぐるみである。

 

このブログによく登場しているが、私は上京をきっかけに遠距離恋愛をしている。いや、恋愛というには初々しい気持ちや激しい念の類も今や薄れているので、ただの遠距離逢い引きというか、恋愛という言葉の艶やかさに気が引けてしまうのだが。

 

その日は三連休が始まる日の夜だった。連休明けに東京で泊まり込みの研修があると言っていた彼は、これから海外旅行に行くのか?と尋ねずには居られないほどの大荷物でやってきた。大型のキャリーバッグにリュック。仕事だからスーツは必要だと思われるが、我が家で洗濯もできるのだ。

 

「海外でも行くんですか」と思っていた煽り文句が口に出た。狭い私の部屋の床が埋まってしまっている。皮肉を笑い声で躱した彼は「そう言っていられるのは今のうちだ」と言う。

 

まず机に上がったのは百味ビーンズ。先週、大学時代の友人たちの誕生日祝いに関西に旅行に出かけたことは聞いていたが、まさか缶で買っていたとは。しかも普通のグミだと思って買ったらしい。ソーセージ味を食べて悶絶していた。

 

私は変な味が食べれないので、とりあえず安全そうなピンク色のゼリービーンズを摘んで恐る恐る食べたが、口に広がるは甘い味。綿菓子味らしい。よかった。カンカンはとてもかわいいデザインだったので、あわよくば置いていって貰うように頼もう。

 

そして、パンパンになったリュックから仕事用のパソコンを取り出した後、渡されたグレーの物体。これが、新しい家族になったアザラシさんである。

 

元々、アザラシが好きなのは彼の方であった。動物園が苦手で水族館が好きだという彼と、コロナ禍の間車に乗って各地の水族館を巡ったことがある。彼と出会う前、私は水族館といった大水槽のエイこそが至高だと思っていたが、今はアザラシの水槽で立ち尽くすことが多くなった。

 

男鹿水族館のおんぷちゃんと、海遊館のミゾレちゃんが好きだった。2匹とも若くて、ぷかぷか浮いていて、懐っこくて可愛かった。海の犬と誰かがアザラシのことを言っていたが、それほどかわいい生き物だ。

 

アザラシさんは京都水族館からやってきた。旅行中、水槽のガラスに鼻を押し当てて浮いていたアザラシの写真が送られてきたので、その子かもしれない。

 

何となく、愛らしいものには「さん」をつけてしまう。友人たちの名前をさんを付けてしまう。実家の犬も、ごまさんとくるみさんと呼んでいた。愛車に載せていたカービィのぬいぐるみもカービィさん。ただ、愛車のヴィッツはヴィッちゃん呼びだった。厳ついボディだったせいだと思われる。

 

私は大いに喜び、彼をほっぽり出してアザラシさんに夢中の連休をすごした。すべすべとした体は、掴むともちっとする。不機嫌そうな顔は可愛らしい。寄りかかってスマホで動画を見ると安心感もくれる。

 

我が家にぬいぐるみはいくつかあるのだが、それらは本棚の1番上に飾られている。所謂、観賞用だ。しかしアザラシさんはまだ新しく、触り心地もいいのでまだそこに列していない

 

f:id:muriyada444:20231111152019j:image

 こんな感じで、出かける時は布団に入れてあげている。不機嫌そうな顔が良い。たまにソファにも座らせているが、やはり布団にいる時の方がしっくりくる。アザラシさんのおかげで、私は毎日ぐしゃぐしゃにしていた布団を、何となく整える習慣が付きそうだ。

 

大荷物に対する皮肉を浴びる中、決して屈せずこのアザラシさんをプレゼントしてくれた彼に感謝。これで、これからの寒い季節を乗り越えられる。しかし、アザラシさんも寒いのは嫌だと思うので、目下毛布と購入を検討中だ。アザラシさんと越冬するために、部屋の冬支度を始めないといけない。

7月の遠距離

大体何かしらのことに思考を飛ばしたり、己の内面を伺って対話をしようとする時、場所は電車であることが多い。

 


それは、転職先の職場まで1時間近く揺られる満員電車であることもあり、地元に住んでいる彼氏に会うために乗った新幹線でもある。

 


そしてそれは、祭りのような楽しい時間や、苦痛のような仕事の時間が終わった帰路にある。現実という救いようのない、騙しようのない孤独の入口に差し掛かった時に、己の座標を確かめるように私は文字と向き合う。

 


最近あった嬉しかったこと。大学時代の友人と卒業ぶりに会ったこと。結婚した人が周りにいない上、夫婦共々知人という環境は初めてで、お家にお邪魔したがこれが結婚という状態なのだということを知った。

 


それが自分に作用された時、耐えられるかどうかは別の問題だと思う。それでも、人間が古来から幸せの最も上の位置に置いた「結婚」というものは、適応できる人にとっては最上のものだということが分かった。文字通り、世界を敵に回しても、己の味方だと無遠慮に信じられる異性に会えると言うのは、稀な事だと思う。尊ばれるべきだからこそ、儀式的な結婚式があり、祝いの言葉があるのだろう。

 


この友人に連れられて、スラムダンクの映画を見た。スラムダンクのイメージが、不良の桜木花道がバスケをする、しか無かったので、心が180度ひっくり返った。先駆者が面白いというコンテンツには、人気な理由がある。スラムダンクも類を見ず、最高に面白かった。

 


面白すぎて、このまま私の中のスラムダンクを終わらせては行けないと、翌週初めて行った漫画喫茶で新装版を全部読んだ。ざっと7時間かかったが、後悔などしていない。それだけ、夢中になれた漫画だった。

 


映画の影響で、宮城リョータが好きだ。映画では、彼の育った環境や抱えているものが分かるが、映画で初めて明かされた情報ということがびっくりした。宮城リョータのエピソードを添えずにして、完璧な物語であるスラムダンクの恐ろしさ。このエピソード無しにして、大人気なのは恐れ入った。

 


スラムダンクはあまり、キャラの過去を掘らない。だからこそ、余白が生まれる。それが、友人でも別に家族の話とかしないような距離感。学生時代の同じ時間を過ごす濃密さと、秘密主義の希薄さを思い出して、心地よかった。

 


なお、私が好きなキャラは、先述した宮城リョータ(映画とは違って漫画では等身大の高校生。扉絵でお洒落で格好いいし、想像の3倍彩ちゃんが好きで目を奪われているのが可愛い)、仙道(陵南戦の仙道よりも、海南VS陵南であるエースとして全ての人間の心を掴んで話さない仙道が好きです)が好きです。

 


でもさ。三井寿が好きだ。神奈川MVPで、怪我で不良になって。後悔の中バスケに復帰したあと、罪滅ぼしという自責の念を抱えながら、誰よりもバスケに誠実にあろうとした人。大人になると、後悔から距離を置いてしまって逃げちゃって、もう無かったとこにしてしまうから。真正面からぶつかって苦悩して、それでも美しいスリーポイントを決める三井寿が好きです。あと、映画の沢北も好きです。

 


一応ゲームの結果は知っているのに、手に汗を握って応援してしまうし、ゴールを弾いてしまった後、リバウンドを取れるかどうかのところで桜木花道に願ってしまう。分かっているのに、流川の覚醒に喜んでしまう。スラムダンク、本当に心惹かれたコンテンツでした。

 


映画を見る前に、近くでハンドメイドアクセサリーの販売をやっていて、友人が大きい指輪の方が似合うよって行ってくれたから、金色の真鍮の指輪を買った。それが、今のところ、私とスラムダンクの、あの衝撃的な映画にガツンと頭を殴られた記念日の証拠として残っている。

 


来週、大学時代の友達たちが東京に来てくれるので、横浜に出かける。みんなで、心の中の神奈川由来の推したちのことを考えて、最高のデートコースみたいな旅程で遊ぶつもりだ。夜に、みなとみらいの観覧車に乗ろうと思っているので、その時プレゼントされたという設定でよろしくお願いしたい。

 


今日彼氏と、早い時間から飲んでいた。彼が来月、友人の結婚式の兼ね合いで我が家に泊まりに来るという話から、私のことを友人たちにも話しているということを知った。

 


出会って4年。そりゃ、週末の予定が合わない理由を友人に言わないのはおかしいよなって思うが、彼の生活の前提の中に、私という存在があるのだということを、改めて分からされた。

 


学生時代恋愛なんてしたことがなかった。恋愛という環境に相応しい人間ではないと思っていたし、女の子という髪の毛が長くて綺麗な色の服を着て、細くていい匂いのするふわふわな生き物と、私は別だと思っていた。恋愛する資格はないと思っていたので、片思いばかり重ねていた。

 


今も、そういう癖が残っている。何かしら、推しのアイドルやキャラにかこつけないと、The女の子みたいなアイテムは買えない。指輪は三井寿宮城リョータだし、香水は推しの芸人、高いアイシャドウは丸山隆平のために買った。

 


だけど、この変な障壁。理由を求めて、私に相応しくないものを何とか買うという姿勢。これ自体、26歳にして、「痛い」そのものだと思う。

 


自己肯定感。それは、生きていいということでもあるし、己の性別を迎合することだと思う。少しずつ馴染んできたが、格好つけてボーイッシュな格好をし続ける私にとって、まだ抵抗がある問題だ。

 


それでも、何となく彼氏がくれたイヤリングを身につけている。今日、何気ない会話の中で「デートの時、着けてくれるね」と言われた。オシャレは己のためだと思っている。それでも、それを見てくれて、ずっと気づいてくれる人がいる。その尊さに、改めて気づいて噛み締めた。

 


お金なんてないし、社会的な地位もないない。身近に友人もいないし、酒も好きだ。体重は前職のストレスのせいで増加傾向にある。それでも、自分のつけてるアクセサリーに、気づいてくれる人がいるというのは、今までの人生の中で一番だったのではないか。

 


ありがたいと思う。先のことなんぞ分からないけど。なんか、この瞬間だけでも小躍りしたいぐらいには嬉しかった。帰りの新幹線の中でも、忘れたくなくて書くぐらいには。

 

 

 

明日からまた仕事で疲弊して、人生を呪って職場の人を呪って、満員電車にイライラする。筋トレは辛い。寝てる時の、何も考えていない時が1番幸せだと思い、ずっと寝てるようにも思う。

 


でも、なんかちょっと嬉しかった。ちょっと嬉しいことは、他人の幸せという在り来りな型には収まりきらない。比較できない。この感情は、私の心の中にしか存在しない、文字化できない。細分化された文字は、私にか読めない場所にしまっている。

 


嬉しいね。嬉しい。この嬉しいという感情が、確かに今日あったということ。2023年7月9日の私は。いや、7月7日の夜に駅の改札で再会した時から、織姫とかいう遠距離の先輩たちよりも、確かに幸せだったということを、ここに残そう。

 

f:id:muriyada444:20230709200918j:image

美味しかった焼肉。遅れた誕生日祝いをしました。

 

 

 

ローカルな祭り

最近は暑かったり寒かったりで、三寒四温というより三寒四灼熱みたいになってきました。気温の変化に弱い私は見事に風邪をひき、喉痛→発熱→空咳→サラサラ鼻水→粘土高め鼻水という、風邪の懐石コースに見舞われてます。なんで順番に症状が変わるんだ。

 

このブログでたまに触れてますが、現在遠距離恋愛中。なので、彼に会いに行ってきました。そうしたら、たまたまお祭りをやってたという。

 

f:id:muriyada444:20230523080259j:image

金曜日の夜の新幹線。東京駅のグランスタが好きです。彼へのお土産は今半のすき焼き弁当でした。崎陽軒のチャーハン弁当は売り切れていました。

 

鳥麻は混んでいますが、焼き鳥とビールって週末が始まる感が迸るのでついつい買ってしまいます。プレモルは別に好きじゃないけど、CMで大泉洋が人質に取られたので最近購入しています。


f:id:muriyada444:20230523080303j:image

翌日のお祭り。結構歩いたので足がヘトヘト。無職の頃は毎日1000歩いけばいいぐらいだったのですが、上京してからは5000歩。1万歩は散歩しないといかないんですが、東京の人はよく歩くらしく、職場の人たちは毎日1万歩らしい。

 

健康のために歩かないと。てか痩せないと。でもビールは美味しいのでね!!!お祭りだと地元のクラフトビールが並ぶので、毎回楽しみにしています。これは、確かヴァイツェン


祭りの写真を撮ったんですが、凄い人だったので載せるのを断念しました。街のメイン道路を通行止めにして、パレードをするような大規模なものです。久しぶりの全面開催だったらしく、人が多い!そして屋台も多い!!葱餅とタコの唐揚げも食べました。最後に食べたスペアリブも美味しかった。

 

近くの店舗のトイレに寄ったらかなりの列。そろそろ自分の方かと思って待っていたら、後ろの方で女の子がモジモジして、お母さんが「頑張って!あと少し!」と話されている。後ろの女子大生が順番を代わってたので、私も変わることに。

 

すると、私の前にいた最前列のおば様が「あそこ、空いてるんだけどどうかしら。誰も入らないから汚れてるのかもだけど」と。すかさず見に行くお母さん。応援する我々。

 

「和式でした!𓏸𓏸、学校で和式使ったことある?」「ない!!」「「ないかあ!!」」こだまする声。

 

おば様が我々に断りを入れて和式に入り、我々はどうぞどうぞと見送る。こういう時は、みんなでやいやいことを大事にして、用を足している人達にも聞こえるほど騒いだ方が、トイレした後にスマホを弄ってる人達に聞こえて、出てきてくれる可能性が上がります。

 

見事、女子大生が出てきて女の子はトイレに間に合いました。よかった。一段落。みんなの思いは、「お祭りはいい思い出で終わらせたい」「お母さんお疲れ様!頑張れ!」でした。世代も違う女子トイレアベンジャーズは、各々誇らしく思いながら、それぞれの個室に消えていきました。

 

せっかくなので地元の唯一の行きつけと呼べるお店に行きます。


f:id:muriyada444:20230523080313j:image

相変わらず美味しい。最近酔いすぎて乗り過ごすことが多いからか水を飲めと彼に勧められ、水とワインを交互に飲んでました。

 

すると、店員さんから「体調悪いんですか?」のお言葉。お恥ずかしい。ビール飲んできたからですーって言っときました。ごめんね。いつもボトル開けてガハガハ笑うのはまた今度になります!!いやあお恥ずかしい。


f:id:muriyada444:20230523080316j:image

はちゃめちゃに美味しかったステーキ。今日はたまたま大きいお肉だったらしくラッキーでした。2500円は神だぜ。


f:id:muriyada444:20230523080324j:image

締めのカルボナーラ。聞いたらローマ風らしくて、生クリームよりもチーズの主張が強め。これがまためっちゃ美味しい。酒が進む!!!今度は空腹な時に行って、ガツガツ食べてグイグイ飲みたいなあ。

 

次の日は、コンビニでうどんを買いました。そして、ファミチキとビールを飲みながら、この前放送されたThe SECONDをTVerでだらだら見ました。金属バットの漫才が、地上波でやっることに違和感を覚えてしまう。金属バットのおふたりが、だらだら喋ってるYouTubeが好きです。マンチカンをシャコタンって言ったり。

 

番組、面白かったですよね。M-1グランプリに比べて、人生をかけていない感というか、ひりつく緊張感が少ないので、こっちもゆっくり見れました。安心。お笑いライブを見に来ているような、構えて見なくていいのがよかったです。今までずっと頑張ってきた人が報われるのも。初見でしたが、1番好きになったのは囲碁将棋です。

 

さらば青春の光も出てくれないかなあ。漫才だから難しいかなあ。でも前にM-1グランプリの決勝まで行ったしなあ。でもその前にキングオブコントか。来月、本公演に行くので楽しみです。

 

その後、夜に新幹線乗って帰ってきました。直前に食べた回転寿司が美味しかった。東京はなんでも高いのでね。魚は地元で安く食べるに限ります。

 

今日は電車も遅延しなかったので、この辺でさようなら。

 

余談
f:id:muriyada444:20230523080256j:image

毎日自炊したり、弁当を作ったりしてます。それをぶろぬにのせたくても中々載せるタイミングがなく。いつかちゃんとご飯まとめを書きたいです。

 

これはマツコの知らない世界でやっていた塩パン。いい色味ね。

反省と愛し方

短くてすみません。有機栽培です。

 

朝、異様に早く目が覚めてしまって、まだ日の出ていない布団の中でうだうだしています。覚醒していない脳みそを何とか動かしています。

 

飛び石連休だったので、彼氏と4日間一緒に過ごしました。一日だけ頑張って出社して、残りは基本的に一緒でした。初日にハンバーグとコールスローを作り、肉屋でおいしいお惣菜を買ったりして過ごしたりしました。長くいることになったので、彼の家で洗濯機を回しました。一緒に家具屋に行って、先日壊したベッド横の照明を見たりしました。

 

 楽しかったです。めっちゃ楽しかったです。でも帰る日曜日の夜に言われてしまった。「好き?」と。

 

相手に「好き?」って確認する行為は、不安になってるって証拠じゃないですか。なんでかっていいますと私がそうだから。私は基本的に不安人間なので彼が私のことを好きなのは奇跡だと思ってるためか、好きって言って許されるかどうか判断してる節がある。

 

 それを相手にさせてしまった。やってしまった。悲しい気持ちにさせてしまった。

 

 理由は私です。色々とある。生理前で何かとイライラしてた。いや、イライラしてたからって人に向き合うことに配慮を怠ったのは生理が理由にならない。仮に生理前でイライラしていたのなら、それなりに対処だってできたはずである。私の不遜な態度が悪い。

 

 甘えている。相手が海より深い優しさで包み込んでくれるから、何やってもいいと踏んでいる。大変よろしくない。彼だって人間だし傷つく。甘えてきてくれたら、私の内面の事情はどうであれ抱きしめるのが正解だったのだろう。

 

 相手には過去に何人も恋人がいて友達もいて、私と別れても全然平気だと思う。むしろ今私が別れたら死ぬ。それなのに一緒にいるのが当たり前だから、配慮して甘やかしてくれるのはふつうだからと勘違いして相手を傷つけた私は馬鹿である。

 

馬鹿。人が人と一緒にいるためには好きという感情だけではなく、この人と一緒にいたら過ごしやすいなという快適を提供出来なければならない。それをやらかした。申し訳ない。今後このようなことが二度とないように。私の不遜な無遠慮で傷つけることは絶対しない。

 

慣れは悪だ。相手と私が違う人間である限り、思いやりの欠如は関係の破綻を意味するんだと思う。反省でした。帰り際に「不安になったら言って!いつでも長めの手紙書くから!1万字ぐらいの愛ならすぐ語れるよ!」と言ってしまった。ジャニオタはすぐ愛の度量を1万字で測ってしまう。

 

 

 ところで、人を愛する方法がよく分からない。好きな人はいたけど告白なんぞせずに秘めたまま妄想でキャッキャウフフするタイプだった。おかげで大人になって唾液等で幼い頃に感染してるはずのキス病(伝染性単核球症)になって大変な目にあったことがある。

 

 人と付き合うということは、対人と向き合うことの最上級の行為だと思う。そもそも、人と向き合うことがかなり苦手であり、人生で避けてきた。

 

 トラウマめいたことがある。中学生の時にラケットでボールをぶつけてきた人と対面で話し合えと先生に言われて別室に連れてかれ、そこで同級生から指を刺されながら「偽善者」と罵られたことに起因する。その時から人の顔を正面から見れなくなった。

 

 確かずっと端っこにあった木戸孝允肖像画ばかり見てた。そうしたらさらに怒られたのだが、この事件で私は「全く人の顔を見ずに人と話す」ことでしかコミュニケーションが取れなくなった。

 

 親の顔もそんなに見ない。この前久しぶりに見たらシワが増えて老けていた。友人の顔は高校ぐらいで止まっていて、たまに更新するために見る。密室に誰かと2人机を挟んで厳かな雰囲気で話す(特に大人と)は出来なさすぎて就活で面接が全く上手くいかなかった。

 

 彼氏の肌は弱い。最近目元の薄い皮膚が赤く腫れてしまい、病院に行くと行っていた。先日あったら赤みが引いてたのでよかったねーと言ったら、随分前に良くなってたらしい。そのぐらい人の顔を見ない。見れない。何となくそのことを気づかれてると思う。

 

 漫画や小説で人の顔を真っ直ぐ見ることは、愛するという行為にカウントされることが多くある。目を見て告白するとか、まつ毛の長さの描写だって隙あらば挿入されるし。そうなると私は愛するということが欠如しているのかもしれない。

 

 彼氏に「愛し方が犬と一緒」と言われたことがある。髪の毛を撫で、顎の下を撫で、耳の裏を撫でる。たまにお腹を触る。確かに犬と大差ない。

 

 先述した対面できない事件のちょっと前から、我が家に犬が来た。黒い柴犬みたいな雑種なのだが、小さなシェパード並の大きさだった。親との折り合いも悪く、友情というものに懐疑的だった私は犬しか味方がいなかった。うちの犬はボールも嫌うし撫でても喜ばなかったけど、私は精一杯撫でた。

 

 人間が人を愛し、対面で傷ついたり思いやったりして成長する過程。その間私は逃げて犬を撫でていた。人が人になるための修練から逃げて、サラサラの毛並みをわしゃわしゃ撫でた。おかげで、子供のまま大きくなってしまった歪な犬好きが生まれた。

 

私が最も心を許し、愛していたのは犬だった。そのため、 人を愛する手法というのが分からない。どうやったら好きです、愛してます、あなたに関心があり思いやっていますと伝わるのだろうか。どうやったら相手の機敏な感情の揺れ動きを優しく包み込めるのだろうか。

 

 先日、数年ぶりにアマプラで配信されていた連ドラ(民王)を一気に見た。最近は実写の作品を見ていなかったので、本当に些細なシーンで共感性羞恥が爆発して悲鳴を上げながら見ていた。

 

 コメディというのは、人がちょっと失敗したり窮地だったり焦ってたりするのが面白い。私だってそう思うし、笑ってた。それが今や見れなくなってきている。現実世界で人に失望されたくないという思いから、フィクションの世界ですら恥をかけなくなっている。

 

 愛する手法を学ぶためには、映画を見るのが一番だと分かっているのだが、この尊大な共感性羞恥のせいで見れそうにない。あまりに共感しすぎて、カップルが喧嘩したら泣くんじゃないだろうか。別れたら私も突飛に別れなきゃとか思っちゃうんじゃないだろうか。嫌だ無理恋愛映画は避けていこう。

 

  悩みすぎてここ数日彼氏の夢ばかり見ている。でも幸せな夢ではなく、出先で面倒くさい人に絡まれたら近くに彼氏がいなくて対処に追われる夢ばかりである。今日なんて4時に目が覚めた。

 

 人に嫌われる人間だと思っているし、諦めているつもりである。それにに人に嫌われることを極度に恐れてしまう。一度仲良しになった人とかだと恐れすぎて、逆に私から疎遠になってしまう。それだけは避けていきたい。絶対に避ける。毎日LINE送る。

 

 来週はお互い用事があって会えるのは月末である。それまでに何とか、何とか違う自分になりたい。嫌われたくない。そして早く生理か来て欲しい。この気持ちの不安定加減を落ち着かせてくれ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

付き合って1年でした。

 あけましておめでとうございます。有機栽培です。

 

 気がついたら年が明け、私の誕生日がやってきて、いつの間にか彼氏と付き合ってから1年が経過してました。最近は時間の経過にかなり鈍感になってます。付き合って3ヶ月だと思ってる日もあれば、3年ぐらい経っててもおかしくない気がしたりします。

 

 付き合う前は社会人一年目で、このままずっと好きでもない人達と好きでもない仕事をして、ずっと生きていくんだろうなっていう絶望で頭がいっぱいでした。月に1回ぐらい友達と遊べたらよくて、明日も明後日も数年後もただ心臓を動かすために生きると思ってました。

 

 でも長く生きるという絶望には耐えられないので、両親が死んだ後に30歳ぐらいで意味の無い自死を選ぶんだろうなって考えて。でも死ぬ自信はないから貯金だけしてました。死ぬために生きる、希望無く生きるということは、常に頭が死ぬことばかり考えてしまって精神的に不安定になります。実際に病んでました。

 

 それが付き合って、人生を一週間単位で捉えるようになりました。彼は転勤族なので車やバイクを持っていません。なので私が金曜の夜に車で彼の家に行くのが習慣になりました。そのまま週末を過ごして日曜日の夜に帰る。そんなルーティンが生まれました。

 

  最初は人の週末を奪うのは申し訳ないと一日で帰ってましたが、ズルズルと気がつけば週末は彼の家で過ごすように。最初は家に行くねーって連絡をしてたけど、今は会えない時だけ連絡するようになっています。

 

 この週末のルーティンのおかげで、どんなに嫌なことが仕事であってもリセットできるようになりました。基本週末のことを考えて仕事を乗り越え、たまに1ヶ月後ぐらいに予約した旅館やイベントを楽しみにするぐらい。日々が一週間単位になったので、不透明で不安な将来のことを考えなくなりました。これが大変ありがたく、ずっと不調だったメンタルが安定しました。

 

 最近の金曜日は、仕事終わりにスーパーによってお惣菜を1つ、安い野菜を何個か、あとリクエストがあったメイン食材と彼が好きなキリン一番搾り500mlと私が飲む適当なビール缶を購入します。そして部屋で落ち合ってお惣菜をレンチン。相手の空腹を見たしてる間に何品か作って、お風呂の湯を沸かす。前に彼が買った電気圧力鍋を仕込んだら風呂に入る。そしてTVerで30分ぐらいの深夜番組かマツコの番組を見ます。そして歯を磨いて、大きな人間2人が小さなベットで寝ます。

 

 TVerが導入される前はアマプラで孤独のグルメといろはに千鳥を全話見ました。前は金曜日は飲みに行ったりもしたけれど、最近は自炊で落ち着いています。布団も前は敷布団敷いて別々に寝てたんですが、面倒くさくなったのか自然に敷かなくなりました。

 

 月曜日が有給だった時は仕事に行く彼を見送って、昼ぐらいに起きて近くのインドカレーを食べたり、お惣菜を買います。その後スーパーで広告の品の野菜と肉を購入して、一週間の常備菜を何種類が作ります。たまに帰ってきた彼と一緒に食べて、夜中にブーンと車を飛ばして帰ります。

 

  昔から料理が好きで、自分が作った料理で人が喜ぶのが嬉しい人間です。実家住みになり料理も殆どしなくなっていたので、自由に料理ができる環境と時間が自分にとってどれだけありがたいか知りました。

 

 だって料理をしている時は余計なことを考えず、ただ効率の良い調理手順を考えればいいのです。美味しいものが出来たら達成感も得られるし、外で食べるより安くて量が多い。特に私はこれを作りたい!って気持ちでスーパーに行くより、安い食材を探しながら考えるのが好きです。

 

 今日は蕪が安いからスライサーで薄くしてツナマヨで和えたり、ナスは全部揚げ浸しにして残りは彼の生活を支えられるように。晩御飯に米を食べない彼は満足しないとインスタント麺を食べ始めかねないから、味の濃い肉料理を野菜でかさ増しして酒も飲ませる。味は被らないように気をつける。ガスコンロ1つで効率よく作る。彼は辛いのが好きだから常備菜は種の抜いた鷹の爪を入れる。そして人参とかぼちゃが苦手。

 

 出会った時の彼の晩御飯はレンチンしたキャベツか玉ねぎにポン酢をかけたものでした。社会人初一人暮らしは確かに大変だけど、その名前のない料理をずっと食べ続けてるのを見たら、作らざるを得なかった。ラーメンとお酒が好きだけど痩せたいから野菜をとるためとはいえ、とにかく名前のついたご飯を食べて欲しい。平日だからといって食という一日の喜びを諦めないで欲しい。そんな気持ちです。私は趣味であるので負担じゃないし、材料費貰えるのでウキウキで作ってます。

 

 ご飯を作ること。それは私が彼にできる精一杯の愛情表現なんだと思います。少しでも美味しいものを食べて、栄養のあるものを食べて、生活の負担が減ればいい。

 

 この一年間施されてばかりでした。車の運転は彼がいつも代わってくれました。遠出をする時とか殆ど運転してくれる。奢りは嫌だ割り勘だと私が決めたのに、いつも多めに払ってくれる。行きたい場所も調べてくれるし、予約もしてくれる。部屋は常に清潔で、私のパジャマを用意してくれる。生理痛が酷いと痛み止めを出してくれる。一緒にお風呂入ってるのに寝落ちしたら髪の毛洗ってくれて起こしてくれる。夜中に電話したら出てくれたり、私が好きそうという理由で色々買ってきてくれる。家出したら匿ってくれる。他にも沢山。

 

 私に出来ることは料理だけ。料理と、車の提供と、肩を叩くのと、性的なことぐらいで。どれも課金したら他の人がやってくれることなので、実質私じゃなくてもいい。

 

  それでも、私は料理を作ります。少しでも甲斐性があるところを見せて、一緒にいるメリットを提示し続けます。そうしないと一緒にいる資格がないように思えて、不安になってしまうから。不純な動機で、真心のような家庭料理を。もし何か気に障って別れてしまっても、私のご飯をたまに思い出して貰えるようにと。

 

 そんなことを常に考えてました。人と付き合ったことがない人間は、人の愛情に懐疑的です。自己肯定感が低いと、それはさらに顕著になります。

 

 最終的に「私みたいなゴミに時間を使ってもらったり、思いやってもらったりするのは本当に申し訳ない別れる未来が見えるああでも捨てられたら死んじゃう」という立派なメンヘラの誕生です。

 

 彼もそれを察しているのか元カノの話題は避けてくれるし聞いても答えません。なんで付き合ったの?どんなとこが好きなの?って酔って聞いても「全部」っていうオールラウンダーな答えしか言いません。彼の恋愛経験値が生み出す最適解。でも具体性がないと人はまた不安になっちゃう訳で。味付けしょっぱくても頑張って美味しく食べてくれる人だから余計にね。

 

 先日、誕生日でした。家で過ごしていたので、お酒も飲んじゃって。気持ちも大きくなってるから聞きますよね。「どこが、何してる時が好きなの?」と。面倒くさい女と重々承知なんですが、人は言葉が欲しい。誕生日なんで余計に欲しい。嘘でもいいから喜びたい。

 

そしたら、 「一緒に朝布団の中でうだうだしてる時間が好き」って答えたんですよ。私この言葉だけで次の誕生日まで生きていけるって思いました。今も思ってる。

 

 寝つきがのび太で朝7時には必ず目が覚める私と、寝つきが悪くて最低でも昼まで寝ないと疲れが取れない彼のリズムはかなり違くて、正直絶対迷惑かけてると思っていた。私は起きてしまうのであっちが起きるまでスマホを弄ってるんですが、私がガサガサしたら彼の睡眠は妨げられます。彼は寝起きで微睡んでいても、私はスマホに飽きて身体はシャッキリしてるのでテンションが違う。彼はきっと疲れが取れてない。最大の障壁でした。

 

 それが布団の中が好きという。1人で寝るより私と寝るのが好きという。布団で寝るのは誰とでもできるけど、私がいいという。私たちが関係を続ける上で懸念材料だった時間が、彼は好きだという。お金もかからず、365日いつでもできることが、彼は好きだという。

 

  どうやら私は、この家にいていいらしい。居場所がありました。喜び。無敵になれる喜び。彼も結構私の事気に入ってくれてるらしい。すごい。いるだけで嬉しいらしい。それって最上級の愛だよね。

 

  私が朝早く起きて、スマホに充電器を探すとモゾモゾすると。いなくなると思ったのかぎゅっと身体に腕が回る。息が苦しくてちょっと抜け出すと放置されて、今度はメガネを取ろうとするとぎゅっとされる。聞いてみると記憶が無いらしい。寝てる間に抱きしめられ、それは無意識下の行動なわけで。この上なく嬉しいわけで。

 

 寝てる間の本能の行動が、毎週私の心を救う。他人に抱き締められるという幸福感は、何事にも耐え難い。必要とされるということ、居場所があるということ。それはとっても心地よくて、嬉しい現実だ。

 

 だから、私は今週末も料理を作る。美味しいものを食べて喜んでいるあなたを見るのが嬉しいから。同じ幸せを共有したいから。2人だけの幸せをこの部屋の中で完結させたいから。あなたが私を救ってくれたように、私もいつかあなたの蜘蛛の糸になりたいと思うのは傲慢なのだろうか。

 

  彼の家から職場に向かう場合、いつもより一時間早く家を出ないといけないので、今のところ同居は考えてない。来年もきっと週末だけ会う生活が続くでしょう。お互い仕事も責任が増えて、今まで通りいかなくなるかもしれない。すれ違いが起きて、来年は一緒にいないかもしれない。

 

 それでも今。美味しいもの食べで、小さなベッドで体を寄せ合う週末は幸せである。いつか福岡に旅行したいねって、コロナが終わった世界の約束をする私たちは幸せである。

 

 この瞬間、この刹那。世界はワンルームしかなくて、私たちしかいない。社会とか仕事か家族とか世間となんもなくて、美味しいご飯とお酒だけある。この隔絶された幸せを、私は永遠だと思うことにした。

 

 短くて長かった1年間が終わりました。楽しい1年間をありがとう。沢山の施しをありがとう。心を救ってくれてありがとう。あなたのたった一言で、私は無敵になれる。

 

 これからの1年間、一緒にいられたらこの上ない幸せです。あなたに与えられた思いやりを胸にしまい、今年は沢山お返しをしたい。バレンタインがそろそろですね。

 

 この土地の冬は寒くて、東京出身なあなたにとっては厳しい土地だけど、私と過ごした思い出と共にいつか懐かしい場所になれたら幸いです。窓の外が氷点下でも、ベットの中は温かだから。いつかあなたがこの土地を思い出すとき、駅前や職場じゃなくてこのワンルームを思い出してね。

 

 「金曜日だよ!嬉しいね!帰りにスーパー寄るから食べたいものある?」というLINEを、私は今週末も送るでしょう。この日々がずっと続きますようにと願ってやまない。

 

 今まで信じてなかった不確かな未来を、ようやく自分の意思で歩もうとしています。来年も一緒ならきっと楽しいでしょう。未来が怖くなくなったのは、ひとりじゃないと思えたからです。

 

 24歳になりました。人生で初めて、歳をとることが嬉しかったです。来年も一緒なら、もう怖いものはないね。週末だけの逢瀬が私たちの居場所。当たり前のように同じ布団で寝て、朝を迎えたらコーヒーでも飲もうか。

 

 

 

 

 

 

f:id:muriyada444:20210126073057j:image

誕生日に作ってもらった豚バラの煮込み。美味しかった。