夏さ、また。

日々のことを、だらだら書いてるだけです。

GW地元帰省2024

 

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3ヶ月前ぐらいの出来事に思えるのだが、まだ1ヶ月しか経っていない恐怖に打ちひしがれている。ゴールデンウィークに地元に帰った。1つ目の目的は、前の記事で書いた友人と楽天の試合に行くこと。もう1つの目標は、定期的に遊んでいる友人たちに会うことだった。

 

私の地元は田舎なので、最終の交通機関は早い。それなのに、新幹線の予約がなかなか取れなくて、私たちが遊べる時間は7時間しかなかった。次はいつ会えるか分からない。にも関わらず行く場所も飲む店もノープラン。閃きと運が充実度を左右するヒリヒリ感、堪らないね。

 

そんな焦燥感に拍車をかけるような、神様のサプライズ。新幹線駅までの電車が大遅延&新幹線がカモシカとぶつかって全体的に遅延気味。どうなってんだ。

 

かなり遅れて最寄り駅に到達。先日花束を渡した友人(いつかブログに書く)とスムーズな合流を終え、仕事が大変な友人が待っている地元のチェーン寿司屋に向かった。本当は地元の有名な寿司屋に行きたかったが、普通に美味しくて手のひら返し。

 

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昼から飲むビールは最高だぜ。25歳を超えると一緒についてきためかぶと味噌汁が嬉しくなる。5月なのに灼熱な空気の中、グイッと飲むジョッキ生がありがたい。アルコールと水分が即座に身体中に染み渡り、生きてるということは尊いことであると思い込ませてくれる。

 

各々好きな寿司を食べて終えて、街を歩いていると目につくUFOキャッチャーが。

 

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あれは!友人の鍵のマスコットに使われている牡蠣の赤ちゃん!!しかも沢山ある!!1回100円だ!!

 

ちょっと酔った状態でUFOキャッチャーをやってはいけないと何回も決意したはずなのに、久しぶりに友人にあった無敵感で忘れてしまうのを止めたい。課金額が1000円を超えて、メルカリで買った方が安かったと思ってしまうも後に引けないタイミング。奇跡の2個落としを決めて、みんなで歓声とガッツポーズを道端で決めました。


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あまりの嬉しさに写真を撮る。ベイビーの他にノーマルタイプもいます。さわり心地が良い。動画撮ればよかったねーと口々に言い合う。


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面白いので友人のリュックにも載せる。揺れていて可愛かった。


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思いつきでボウリングに来る。かといって上手い訳でもないし、下手な方だ。すんなり入れて嬉しい。若い人や中高生のグループも多い。エアコンが効いていてありがたかった。ボウリングは小学生の頃子供会のイベントでたまに行っていたが、まさか大人になってから来るようになるとは思わなかった。


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 暇な時は牡蠣の写真を撮る。


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ちょっと小汚いのは友人の鍵のマスコット兼守護者として体を張っていた個体だから。先輩だから生まれたてもちもちの後輩を守っている。

 

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遠くから見てもかわいいね。

 

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なおボウリングはド下手素人な私を筆頭に、そんなに上手とは言えない集団である。必ずガターになるGの呪い、ガターになると思ったらカーブして倒れるなど、ミラクルが連発した。何回膝から崩れ落ちかは分からない。そして、ボウリングは偶然性を楽しむ競技ではない。

 

昔、みんなでドライブをしていた頃。仕事が大変だった時の拠り所だったなあ。国道沿いに見つけたボウリング場に行ってみたり、住宅地の中にあるバッティングセンターで空振りしたり。大人になってから会うようになったせいか、最近の思い出が多くて嬉しい。

 

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インドア派の握力が無くなるほどボールを投げて終了。最後は唯一上手い友達のアドバイスもあり、1点差の接戦を繰り広げた。


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疲れたのでコーヒーを飲みに行く。コーヒーだけじゃなく、普通にケーキを食べる甘党の面々。いちごのショートケーキはビジュアルも可愛くて好きだ。シンプルなのが一番美味しい。

 

私の家族は母親も兄も花粉症が悪化したけった果物アレルギーを発症しており、生のいちごやモモやりんごが食べれない。この前びわを食べたら喉が痒くなってしまったので、もしかしたら私も発症しているかもしれない。

 

  しかし、この時は美味しくいちごを食べれたのでよかった。頼む遺伝子、私の林檎の農家の血筋を色濃く保ってくれ。果物を生で食べれる人生を歩ませてくれ。


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下のデスクから牡蠣が顔を覗かしていることを今気づいた。友人たちにお土産で買った銀座ウエストの焼き菓子を配布した。我々は銀座ウエストの喫茶室でパンケーキを食べることを夢見ています。

 

写真は無いが、学会やらで多忙な友人のためにZARAで服を選ぶ。選ぶといいながら自分が欲しい服ばかり見てしまう。華奢な男というのはサイズを気にせず服を試せるので羨ましい。何を買ったか忘れてしまったが、夏服を購入させた気がする。BEAMSとか色々見るけど、結果いつもZARAで買っている不思議。


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 焼き鳥屋に行く。2階席だったのだが、呼び鈴替わりによく鳴くニワトリのおもちゃを渡される。恥ずかしくてなかなか鳴らせない。


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ちょっとオシャレなポテトみたいな名前だったと思う。フライドポテトにスパイスがかかって小洒落ているものはとても美味しい。ご飯の提供がゆっくりだったおかげで沢山話すことが出来た。なお、話したことは全く覚えていない。何を話したんだっけなあ。


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 楽しそうな写真は残っているので、幸福感に満ち溢れていたのだと思う。若いバイトの子を我が子のように見始めたので、全員のおばさん化は進んでいるように思う。

 

私だけ実家に帰るので早めに解散。あまりに早かったので、実家で母親と岸辺露伴は動かないを見た気がする。相変わらず露伴先生が勝手に首突っ込んで痛い目にあっていた。

 

  家までの静けさと暗闇が、ここがさっきまで遊んでいた街や東京じゃないことを感じさせる。人も車もすれ違わない。しかし、この場所には確かに同級生が住んでいたはずなのだ。少しずつ過疎化が進んでいるし、若い人は帰って来ない。

 

  誰にも会いたくないので嬉しいのだが、衰退と空き家を見て悲しくなる。ゆるやかに滅んでいくコミュニティ、これこそ我が故郷だ。静寂に懐かしさを感じてしまうのは悲しいね。

 

それでも、ちょっと遠出をすれば友人たちは街に住んでいるから会うことはできる。私たちの共通の故郷、友人たちが住む街、己が住んでいる東京。同じ日本なのに分断されいるのはなんでだろう。どうして友人も私も故郷に住み続けることができなかったのだろう。

 

私は住み続けられなかった。友人たちは近くの街へ引っ越した。一方で他の同級生は故郷に住み続けている。インターネットが盛んになって、どこに住んでいても連絡が取れるというのに。

 

優劣なんて無いのだが、住み続けられなかったという事実が心に暗い影を落とし、劣等感として頭の片隅にある。果たして私は、どこか落ち着く場所に住めることがあるのだろうか。なにかのコミュニティに長く身を置くことはできるのだろうか。

 

真っ暗で静かな帰り道。生まれ育った私と友人たちの故郷。家に続く下り坂を1人歩いていると、思春期の頃の不安がまだそこに残っているのだった。当時の青臭い悩みは、考え過ぎて煮込まれてヘドロになってもなお、不安という形で存在している。

 

  通学路でもあった帰り道である一本道を歩く度に、そのことを直視せざるを得なくなるのだ。楽しい気持ちが高まるほど、1人になると寂しい。実家に帰るということのはじまりは、この坂を下りながら悩むという儀式からスタートするのだと思う。